穏やかで暖かな一日となった。
いよよダウンジャケットやダウンコートとはお別れのようである。
フィールドに出たが、
裏地つきの化繊ジャンパーで丁度良かった。
訪れたフィールドは1週間前に行った大津川であるが、
様々な生き物が冬眠から鮫かつどを始めていた。
まず巻頭の写真は、
オオイヌノフグリの花粉を集めていた蜜蜂。
オオイヌノフグリの花柄は細く、
蜜蜂が止まるとその重みに耐え切れず傾(かし)いでいる。
下の写真は花に止まる寸前を撮った。
花の数の割には発見するのが難しいほどで、
あちこちを回っての発見だった。
次に目の前に現れたのが初蝶の、
成虫で越冬する「キタテハ」。
越冬から覚めたキタテハは、元気よく飛び回るため、
見失いながらの追っかけ撮影となった。
夏から秋にかけての蝶より小さいため、
目の前を飛び去った時は別種の蝶かと思われるほどであった。
フィールドに出る途中の民家の梅ノ木では、
黒っぽい蝶を発見したが発見と同時に飛び去ったため、
名前の特定は出来なかったが「ダイミョウセセリ」のようであった。
外来種のアカミミガメが甲羅干しをしていた。
全部で6匹ほど写っている。
ほかにもいるのではと500m程を土手の上から探したが、
この集団以外を発見することが出来なかった。
更に草叢では「ナナホシテントウムシ」を見つけた。
天道虫も成虫で集団越冬する。
アブラムシを食べる益虫なので、
ベランダのプランターに住んでいただきたいと思っている。
百舌が近くに現れた。
晩秋から初冬にかけてはけたたましい鳴声で、
フィールド中を飛び回っているが、
この日はなぜか全く鳴かない。
7~10m以内に近寄ると逃げるが、
遠くに飛んでいくことがなかったので、
近くで抱卵しているのかもしれない。
オオヨシキリやホオジロなどと共に、
カッコウに托卵させられることも有る。