MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

初蝶、初亀、初蜜蜂、初天道虫

2012年03月20日 | あらかると

穏やかで暖かな一日となった。
いよよダウンジャケットやダウンコートとはお別れのようである。
フィールドに出たが、
裏地つきの化繊ジャンパーで丁度良かった。

訪れたフィールドは1週間前に行った大津川であるが、
様々な生き物が冬眠から鮫かつどを始めていた。

まず巻頭の写真は、
オオイヌノフグリの花粉を集めていた蜜蜂。
オオイヌノフグリの花柄は細く、
蜜蜂が止まるとその重みに耐え切れず傾(かし)いでいる。

下の写真は花に止まる寸前を撮った。
花の数の割には発見するのが難しいほどで、
あちこちを回っての発見だった。


次に目の前に現れたのが初蝶の、
成虫で越冬する「キタテハ」。
越冬から覚めたキタテハは、元気よく飛び回るため、
見失いながらの追っかけ撮影となった。

夏から秋にかけての蝶より小さいため、
目の前を飛び去った時は別種の蝶かと思われるほどであった。
フィールドに出る途中の民家の梅ノ木では、
黒っぽい蝶を発見したが発見と同時に飛び去ったため、
名前の特定は出来なかったが「ダイミョウセセリ」のようであった。


外来種のアカミミガメが甲羅干しをしていた。
全部で6匹ほど写っている。
ほかにもいるのではと500m程を土手の上から探したが、
この集団以外を発見することが出来なかった。


更に草叢では「ナナホシテントウムシ」を見つけた。
天道虫も成虫で集団越冬する。
アブラムシを食べる益虫なので、
ベランダのプランターに住んでいただきたいと思っている。


百舌が近くに現れた。
晩秋から初冬にかけてはけたたましい鳴声で、
フィールド中を飛び回っているが、
この日はなぜか全く鳴かない。

7~10m以内に近寄ると逃げるが、
遠くに飛んでいくことがなかったので、
近くで抱卵しているのかもしれない。
オオヨシキリやホオジロなどと共に、
カッコウに托卵させられることも有る。
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