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この冬も市川市の大町公園で見られる、
「集団越冬中の紫燕」だが、
その個体数は昨年に比べ少なくなっている。
巻頭の写真は昨日撮影したものだが、
8頭寄り添っているのが確認できる。
が・・・・
昨年は15頭ほどが確認できており、
更に、下の写真のようにアオキの葉では、
数え切れないほどの紫燕が集団越冬していたのを確認している。
(厳冬期の2月には別の場所に移動している)
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今年は人の見えない場所で越冬している可能性もあるが、
暖かな陽射しのあるときに越冬地から出てきて、
翅を広げて陽を浴びている姿も少ないため、
全体の個体数そのものが少ないのかもしれない。
「陽を浴びる紫燕・♀」
後翅に尾状突起と呼ばれる突起があり、
この形を「燕尾服」に例えて付けられた名前と言われて居る。
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「陽を浴びる紫燕・♂」
紫燕と次から紹介する紫小灰蝶(ムラサキシジミ)は、
メスのほうが美しく、陽を受けて輝く瑠璃色が人気となっている。
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「紫小灰蝶(ムラサキシジミ)」
2~3m離れると、紫燕か紫小灰蝶香の区別が付かないほどよく似ているが、
尾状突起の有無で素人でも判定できる。
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「裏銀小灰蝶♀」
翅裏が銀色を帯びた白色で、表の模様の色がオレンジ色が♂で、
下の固体が雌である。
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椿の花に止まっている「紫燕(昨年2月撮影)」で、
肉眼では判らないが、カメラ目線の丸い複眼には愛嬌があり、
見ように寄っては「君も元気かぁーー」と・・・・。
時には「吸蜜」している姿も見られるが、
今年はまだこのような姿にはお目にかかれていない。
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命あるもの全てにとって厳しい「厳冬期」だが、
今日紹介した越冬蝶の体長は僅か3~4cmしかないにも拘らず、
自然の摂理を受け入れつつ生きているのである。