MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

若き日の言魂あやうき

2017年01月29日 | 写真短歌

今年は、短歌や俳句を各方面に応募しようと、
すでに俳誌などに応募し実績を残している友人と約束した。
が・・・・
もうすでに、今年も1ヶ月が過ぎようとして居るが、
いまだに準備中で、
最近「宮柊二集全11巻」をオークションで手に入れただけに留まっている。

宮先生は、私が高校時代に進学誌などに投稿していたときに、
良く入選させていただいた選者で、
名前は知っていたが、代表作や代表的な歌は何も知らなかった。

ということで、
近所の本屋に「宮柊二」の出版物を探しに行った。
処女出版の「群鶏」だけでもと探したが、先生の本はどこにも見当たらず、
ネットで検索したところ上記の全11巻が帯び付きでオークションに出ていた。
早速入札し、手に入れることが出来た。

先生は新潟県北魚沼郡堀之内町(現魚沼市)出身で、
私も現役時代には仕事で良く訪れていた地で、
今でも現地の何人かとは賀状の交換をしている。

さらに、生まれた年が私の母親と同じ・・・・
台東区の谷中にも住んでいたようで、
近くの芸大には私も10年近く下請けの社員として働いていた。

こじつけのようだが因縁のようなものを感じ・・・・今年中には全巻読破しようと決心した。


写真短歌解説

言魂は言霊と同じで、
上代には万物はおろか言葉にも魂が宿って居ると考えられていた。
それだけ言葉を大切にしたと言うことだが、
私の若いときは「勢い」が勝り、荒っぽい言葉をかけてしまったことがある。
しかも恋人に・・・・・。

加齢が進むにつれ、そんな昔のことを思い出す。
いま、「東京タラレバ娘」と言うドラマが放送中のようだが、
私も時々「たら、れば」を思うことがある。
が・・・・、
結局「後悔の無い人生なんてない」と言う結論に至るのだが・・・。

もしかすると、
思考までが加齢してしまった、ということなのかもしれない(嗚呼)。
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