昨年の3月11日は、
友人と連れ立って
「あけぼの山農業公園」に梅の花を撮りに行っていた。
撮影が一段落し帰途の支度をしているときに、
あの東日本大震災に遭った。
最初は地震かなという程度だったが、
やがて周りの竹林や雑木林がざわめき大きく揺れ始めたのだった。
昨日、昨年と同じ友人とともにその公園に行ってきた。
再び梅の花を主題に撮影に行ったのである。
昨年より約2週間遅れての梅林だったが、
殆どの梅が見頃の満開状態で、家族連れやカメラマンでにぎわっていた。
我孫子駅北口から、
坂東交通バスの「あけぼの山公園入り口」行きに乗り、
終点ひとつ手前のバス停「布施荒屋敷」で下車し、
さくら山から日本庭園を廻り、
関東三大弁天(江ノ島・不忍池・布施)といわれる
「布施弁天」を逍遥してから「梅林」に入った。
下の写真は布施弁天の梅の古木と珍しい
円形の鐘楼の一部。
本堂には
八臂弁才天
(八臂(八本の腕)弁才天は、剣、弓、矢、斧など武器を持った戦闘神、
守護神の風体で裸形や天女の風情ではなく、中国の貴族女性の服装のようになっている)
が鎮座している。
弁才天はガラスで仕切られており、
そのガラスが外の明るさを反射していたため良く見えず、
全体像を鑑賞することはできなかった。
本堂の向拝の回柱には皇室の菊の紋章が配して有るが、
布施弁天の
「縁起」によると、
嵯峨天皇から勅願所として指定されたためのようです。
日本庭園では、真鯉等と一緒に胸鰭の大きな不思議な魚が寄ってきた。
始めてみる魚だったので取敢えず撮った。
ソウギョであろうと調べたが、
「草魚(ソウギョ)」か「青魚(アオウオ)」の判別が難しかったため、
更に検索をして鱗の特徴と、魚体が鯉より細身であることから「青魚」と判定した。
で、
この青魚の鱗模様が変わっている。
このような鱗はネット上に公開された数々の写真では確認することができず、
もしかすると貴重な固体なのかもしれない。
鯉の仲間は、鱗一枚一枚の模様が頭部方向が暗色(写真貼り付け部分)であるが、
この固体はその真逆で、鱗は頭部方向が白いのである。
所有の「釣り魚図鑑」で確認したところ、
このような模様の鱗を持つ魚は発見出来なかった。
梅林は斜面となっているため、
平地で写真をとることの多い私としては構図の取り方に苦労した。
花よりも景に焦点を当てて撮ったが、
曇っていたため色が沈みがちになってしまっています。
紅梅、白梅、一重の花(紅白)、八重の花(紅白)、枝垂梅(紅白)など、
さまざまな種類があるのだが、
所々に「ウメ」とか「シダレウメ」という名札が掛けられているだけだった・・・・。