MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「捕食を失敗した細身越年蜻蛉」「頭の良い青鷺」「雪柳や柳の花芽」など

2016年02月20日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

昨日の大町公園逍遥の主目的は「キタテハとルリタテハ」の出会いだったが、
他にもさまざまな事象との出会いがあった。

木賊(トクサ・砥草とも)の群落場所では、
3頭の細身越年蜻蛉(ホソミオツネントンボ)が暖かさの中で捕食行動をしていた。
下の写真のトクサの草叢には2頭の細身越年蜻蛉が写っているのたが、
余りにも小さい上に保護色となっていて、捜すは大変である。


下の写真の蜻蛉は、小さな蛾(フユシャクガかも)を追って行ったものの捕食に失敗し、
元の位置に戻って、呼吸を整えるかのごとく尾を上下させていた。


遊歩道から1m以内の距離に止まっていたので、望遠マクロでも撮影した。



雪柳の花芽が成長し蕾となり赤く染まってきていた。


柳の花芽の赤さが面白くて、マクロ撮影したところ、
花穂の一部が写り込んでいた。


雪柳や柳はまもなく開花することだろう。

草叢で休んでいる細身越年蜻蛉は下の写真の赤丸の中でした。


巻頭の写真は、
参の東屋付近に時々現れる人馴れした青鷺の捕食後の休憩中の様子で、
1本足で立っている真正面からの姿が面白い。
足先を広げているのだが、その幅は青鷺の体の巾近い大きさである。
白鳥の水かきの付いた足先も大きいが、体の割合的には青鷺のほうが大きいようである。

常連さんの話では、遊歩道の直ぐ近くで捕食しているのは、
人を警戒して他の鳥が近付かないため、獲物が多いためだろうと推察している。
そのことを知っている青鷺は、
「大鷺やチュウサギよりも頭が良いのだ」と・・・・・
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暖かさに誘われ「キタテハ」現れる

2016年02月19日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

今日の最高気温は当地でも17~18度近くなると言うことで、
霜が降りる程の寒い中を大町公園へ。

越冬中の「ムラサキツバメ」や「ホソミオツネントンボ」を観察しつつ園内を散策するも、
現れて欲しい「キタテハやルリタテハ」とは中々遭遇しなかった。

散歩中に、私としての鶯の初鳴きを聴いたが、
昨日、常連さんから一昨日に初鳴きを聞いて居るという情報を得ており、
大町公園内の鶯の初鳴き日は2月18日と言うことになる。

冬の間は地鳴きで「ジャッ ジャッ ジャッ」と鳴き、
大町公園ではあちこちで鳴いていたが姿を見ることはあっても、
藪の中でしかも動きが早いので撮影するのは至難である。
そのためか、英語名は「bush warbler」で、藪の中で鳴く鳥を意味している。

11時過ぎには気温も上昇し、ダウンウェアを脱いで散歩し、
12時前に公園内の野球グラウンドで昼食をとった。

昼食を取りながら周辺を見回して居ると、30m程先を蝶が舞っていた。
飛翔する様や大きさからタテハチョウの仲間であることが判り、
食事を中断し蝶の舞い降りた付近へと急いた。
「キタテハ」だった。


今年初のキタテハだったため、20コマ近くを撮り、動画も撮影した。
開いたり閉じたりで、閉じたときの翅裏には「L」の模様がある。
下の写真と巻頭の写真の3枚が同じ個体。


さらに、長田谷津の枯れ草地帯では更に2頭の個体に出会った。
一頭はアスレチック場入り口付近の枯れ草の上で、


もう一頭は、弐と参の東屋の中間にあるベンチ施設付近の枯れ草の上で遭遇した。


昨日今日と穏やかな日が続いたが、
明日は夕刻から最大瞬間風速が30m/sの春嵐になるという。
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寒桜と、果樹園の河津桜咲き初める。

2016年02月18日 | あらかると

近隣の寒桜が咲き始めていた(巻頭の写真)。
まだ1木当たり多くても20~30輪程度だが、
満開時期には「数多くの目白」が、蜜を吸いにやってくる。


まだ咲いていない枝には、つぼみが密集しており(下の写真)、
満開となる日が待ち遠しい。


大町公園近くにある果樹園の境界に、7~8本植栽されている河津桜も咲き始めていた。


桜の奥に広がる梅林の、満開の白梅との競演もまもなくである。


大町公園では休憩所で常連さんと四方山話をしていたが、
そこに現れたのが常連さんの散歩友人で、地元の人。
公園周辺の地主さんの一人で、動植物園の一部の元の土地所有者だった。
様々な話の中から・・・・
公園の初期は遊歩道が木道だったそうで、後年になってコンクリート製になったようだ。
さらに、耕作地だったころは、野ウサギが住みマムシなども居たそうで、
身内のものがマムシに咬まれたという話もしていた。

11時過ぎに常連さんと元地主さんは帰宅することになったが、
途中までは私も一緒で三角池を経由したのだが、
三角池の前の大きな2本の柳の木を見て地主さんが感慨深げにこう言った。
「柳の木は余り大きくならねえんだなあ」と・・・・。


何気に聴いた言葉だったが、
地主さんと別れ、常連さんと2人きりになると、
常連さんから
「あの柳は地主さんが子供のころに植えた3本のうちの2本らしいよ」と・・・
驚きである、子供の頃から慣れ親しんでいた庭のようなものだったのである。

再び会えるが否かは不明だが、もし会話のチャンスがあったら、
大町公園以前の長田谷津の姿なども知りたいと思う。

下の写真は、帰途途中で見た昼間の幻日で、珍しく左右に見られた。
太陽を杭で遮ってMF(マニュアルフォーカス)撮った。


明日は最高気温が17℃との予報が出ており、厚手の上着は必要ないだろうとのことである。
となると期待出来るのは、
越冬蝶でまだ姿を現わしていない「ルリタテハ」「キタテハ」で、
弁当持参の長丁場の逍遥をしてみようと思う。

暖かい空気と日差しに囲まれたベンチでのんびりと句作や歌を詠むのもいい。
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カケスの妻問い

2016年02月17日 | 写真短歌

3~4羽のカケスが、里山の高木で「ジェイ、ジェイ」とやや甲高い声で鳴いていた。
縄張り争いなのか、雌の取り合いなのかは不明だが、
早春の温暖な日だったことから、繁殖期に入ったのかもしれない。

短歌は久し振りの投稿だが、万葉集のように57-57-7調にするか、
575-77と現代風にするかでリズム感も異なる。
また、俳句のように575とし、補足として77を加えても面白く、
77を加えることに寄って「季語」の世界からも開放される。
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河津桜、コハコベ、曙馬酔木などの開花と、瑠璃鶲(ルリビタキ)と黄鶺鴒(キセキレイ)

2016年02月16日 | あらかると

近所の「河津桜」がほぼ五分咲き状態になっていた(巻頭の写真)。
新しく発見したもので、日当たりのよい場所にあった。

もしかすると、一昨年から観察している、
新京成線元山駅近くの河津桜も咲いている事だろうと寄って見ると、
やはり開花しており、開花率は1~2分程度だった。
こちらは幼木の街路樹なので花に近寄ることが出来、マクロ撮影したのが下の写真。


昨日の雨模様とは真逆の快晴となり、河津桜取材のあとは大町公園へ。
昨日雨の中でお会いした常連さんと出会い、
常連さんの「今日の青空の半分は昨日欲しかったね」が第一声だった。

下の写真は大町公園を形成している長田谷津の今日午前11時の光景で、
澄み切った空気と青空が素晴らしかった。


河津桜の開花を確認できたので、公園内では「初春の花探し」をしてみた。
先日蕾を紹介した北入口近くの曙馬酔木(アケボノアセビ)が開花を始めていた。


更にその近くでは春の七草の「コハコベ」が咲き始めていた。
小さな小さな花で、コンデジの1cmマクロ機能で撮影した。


下の写真は、園内ではすでに1ヶ月ほど前から開花していた「オオイヌノフグリ」。


日本赤蛙の卵塊などを観察しながら散策していると、
壱の東屋と三角池の間の案内板の上に「ルリビタキ」が現れた。
このスポットはルリビタキが良く飛来する場所で、
数人のカメラマンが取り囲んで撮りはじめていた。


通称「電線池」では、浅瀬に入って採餌する「キセキレイ」が見られたが、
池周辺は風が無く、セキレイが動くたびに生まれる波紋が池に広がった。


昨日の大町公園からの帰宅時に、冷たい雨の中を濡れながら走ったためか、
昼頃から体調が崩れ、夕方にはやや熱も出てきている。
が・・・・
当地の明日の天気予報は24時間快晴のマーク。
しかも気温は13℃近くになるという。
多少の熱は、歩き回ることで解消することが多いので、
明日も大町公園詣となるかも・・・・・
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