これまでが暖かすぎて異常だったのですが
なるほど、11月も末だよね、と思わせる寒さが
一度に押し寄せました。
昨日の夕方、短歌教室からの帰途、
風が強くて「冬が近いな」と思わせてくれました。
今年は年賀状を出さないので、喪中はがきを書き終え
投かんしましたので、やっと安心しました。
表書きだけでも自筆でと思って、毛筆風のやつで書きだしましたが
どうにもこうにもヘタッピで気に入らずロスが出ますので
筆ペンに変えて、書いたのです。これもヘタッピは同じです。
小さい時からの苦手はババになっても変わりませんね。
早速、長い間音信不通の方から電話が入り長話をいたしました。
私より5歳年上で夫と同年、故郷が中津で共通点が多かったので
その方が来られると、夫も話し相手をしていましたので残念がってくださいました。
が、私が思い残しはないときっぱり言いましたので「安心しました」 と。
こうして人間ケリがついて行きます。
反対に喪中はがきを頂いた方に、夫の職場の後輩の方がいらっしゃいました。
まだ若いよね、と思いながら電話しましたら、
67歳で急逝なさったという奥様のお話に涙しました。
いつもの通りの朝食の後、胸が苦しいと言われて救急車で運ぶ時に
亡くなられたとか…
お若い方が、まだまだと遠くに思っていたことが、急に来て
さぞ、辛かったろう悲しかったろうと思ったことでした。
11月の短歌教室。
今月の詠草は(宿題と言っていましたら、訂正されました)
私の調子が良くて、すいすいと詠め提出しました。
「先生も全部よかったです」と、望外のお褒めを頂きました。うれちい。
2首選んでで頂いたのは
原作・パン焼くは自由のあかし部屋中に匂い広がり私の宇宙
添削・パン焼くは自由のあかし厨辺に(くりやべに)匂い広がり私の宇宙
宇宙はチト大げさだから世界ぐらいに留めたら?と言われましたが
皆さんからも宇宙が良いとコメントで頂いていましたので、強気で押しました。(笑)
部屋?も良くないそうで厨にこだわられました。
原作・パン焼けば待ちの時間も楽しかり香が部屋に広がりてゆく
添削・パン焼けば発酵の間も楽しかり香りが厨に広がりてゆく
リビングダイニングの我が家は「独立した厨」はありませんし
実際は香りは家じゅう、いえ、外にも漏れる香りなんざんす。
お陰で、台所は厨と覚えました。
・散歩あり昼寝もありて気ままなる日を過ごしつつ八十となる
これは先生の反応なし。無理に聞きましたら「平凡」とのこと。
分かるような気がしました(笑)ただ字合わせではいけないのですね。
多色は要らない一色でよい。
美しいという言葉を使わないで、美しさを表す言葉を尽くす。
感動と言わないで感動を詠む。
理屈を言わない…
等々お勉強をいたしました。
いろんなことに感動しながら、言葉を探す旅に出発いたしまする。