何事につけ面倒くさいが、前面に出るお年頃になっております。
・「思うまま生きていいよ」と娘に言われこれ以上ない利己主義となる
ははは、これでいいのだ!~ バカボンパパの気持ちでございます。
今月も詠草の提出日がやってきました。
今日、先生に送ります詠草を、ブログを書く手間を省いて転載します。
最後の清書の話は、一か月後に提出しなければならない、自選の短歌を二首、
短冊に書いて、それが三月初めの自主講座の発表会で展示されるのです。
筆字が苦手の私には気が重いのです。
あとひと月の時間がありますから、何とか二首頑張ろうか、
という気分になりつつあるこの数日です。
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『二十八年 一月 詠草』 一月十二日提出 岩田雅代
明けましておめでとうございます。
昨年は喪中のため年賀状は控えさせていただきました。
今年もお世話になります。よろしくお願いいたします。
暖かい年の暮れ、そして新年でした。
地球温暖化とかいろいろ言われていますが、年寄りにとっては、
過ごしやすい冬は有難いことです。
元日は、娘一家が勢ぞろいし賑やかでしたが、二日からは普通に戻りました。
部屋にじっとしてスマホばかり見ていても、歌のきっかけも掴めません。
散歩に出て、小一時間も一回りしますと駄作が並びます。
不思議に思いますが、目につけどころが変わるのでしょうか。
写真も撮り、その写真に合った一首が出来るとまた嬉しいものです。
末孫がもうすぐ大学受験ですが、もうもうそのような事には関係なく、
自分の世界を満喫する老人期真っ盛りの去年今年でございます。
①ほの暗き林を行けば銀杏の落ち葉敷き詰め黄色に染まる
数日前まで黄葉を身にまとい屹立していた銀杏の木も、
すっかり裸木となり何だか頼りない姿ですが、足元はそれこそ黄色の絨毯で一人で踏むのは
ござい勿体ない気分でした。
②歌を習い気持ち満たされ帰るとき北風に向かふ自転車を漕ぐ
十二月の最後の教室の日は、北風が強い日でした。
先生からお褒めの言葉を頂き元気が出て、川べりの道は北風が吹きつけますが、
気分は明るいものでした。
③年の瀬は雑事押し寄せ気ぜわしき過去もありしよ夫在りし頃
過去は過去。もう今は買うこともせず、己ひとりの満足でよし。
④心やさし娘婿が腕ふるうカニの雑炊滋味に満ちおり
カニスキの後にご飯を入れて雑炊を炊いてくれました。カニの身をほぐし卵でとじ、
それは優しい味で気持ちもほっこりでした 。
⑤冬空の翳りの中の枯れ枝に止まる青鷺静止画のごと
白鷲は小魚を探していっときもじっとしておりませんが、二回りほど大き
青鷺は、首も動かさずにじっと枯れ木に止まったまま。姿は優美ですが、
飛ぶ時は大きいので、迫力があります。
短冊に清書の件、大きい宿題です。
上手く書ける自信なく頭の中を行ったり来たり。
泥縄になりますが自分の作品も文字も、人さまに見て貰えるチャンス。
何とか仕上げたい!と思うようになりました。