そろそろ押し詰まりました。
世の人々、あれもこれも…年内に…病院にいかなきゃ…薬も貰わないと…
料理だ、掃除だ、支払いだ、集金だ~。と。
天井人の私は(天上人に非ず)現在はなーもしないので、お気楽なのよ。
現在は…とわざわざ入れたのは、明日は知らないから。
昨日は短歌教室の日でした。
先日詠草を提出していたものに、批評を下さいます。
原作・水底(みなぞこ)に沈む柿の葉秋色に染まりしままでかすかに揺れ
添削・水底に沈む柿の葉柿紅葉(かきもみぢ)染まりしままでかすかに揺れる
「秋色でも分かりますが、柿の葉柿紅葉と重ねてはどうでしょうか?」と。
シロウトはとても重ねられないけど、そういうテもありしか~と。
原作・掃除機の音に追われて逃げる蜘蛛一瞬遅く吸い込まれにけり
添削・掃除機の音に追はれて逃ぐる蜘蛛一瞬遅く吸ひ込まれたり
ひらがなが文語になっていなくて直されました。
現実にはしてやったりですが、あわれという気持ちが詩情です。と。
以上二首が選ばれました。
原作・喪中はがき表記しおれば誰彼の面影の中に亡夫生きおり
添削・喪中はがき表記し居れば誰彼の面影の中亡夫生きくる
「生きておられると断言します」と。
原作・観客の声・音一瞬静まれり五郎丸蹴りて球はなかぞら
添削はありませんで、たいそう褒めていただきました。
最後の「球はゴールへ」と迷いましたと、書きましたらこれは言わなくてよかった。
なかぞらの方が余韻があり言ってしまわないで、読む人に感じさせるのがよい、とのことです。
スポーツを短歌にするのは難しいですが、「一瞬」で成功しました、と。
山芋の歌は、可もなし不可もなしらしく、評がありませんでしたが…
良く出来ましたと、お褒め頂きました。以前やったことがおありでしょう?
いいえ、ありません先生。と申し上げました。
ホラ、標語みたいな?…ただの描写みたいな?…記録みたいな?…
5・7・5・7・7は作りましたが、あれは短歌とはいえませんし。
今年最後の教室、気分よく終えチャリを漕いで北風の中、帰宅しました。
多分、今年は最後のブログだと思います。
みなさま、来年もよろしく~
よいお年をお迎えくださいませ。