パナソニックのブルーレイディスクプレーヤー DMP-BD88
BDだけが認識できないため再生できませんでした。(DVDの再生OK)
TVとのインターフェースはHDMIのみです。
以前、同一のDVDプレーヤーで、再生ができない修理依頼が2回ありました。
1回目は手持ちのヘッドを取替えて修理
2回目は予備のヘッドが無いため、取替えができず(中略)、ピックアップ
のレンズをクリーニングして修理
この2回目の修理で偶然にも「ピックアップのレンズを直接クリーニング」
して治ったのを思い出して、今回もダメ元でクリーニングしました。
これで「ごしごし」しました。
で、今回も「ピックアップのごしごし」をしました。
ちなみに、市販のヘッドクリーナでは、何度クリーニングしても認識しませんでした。
結果、驚きです。 BDの再生ができました。
BD-R、BD-R DL、BD-REの再生確認ができました。
参考までに、ピックアップのレンズを磨くまでの手順(分解方法)を以下に示します。
ピックアップのデバイスを取出すのと、元に戻すのが結構面倒なので注意してください。
1、天蓋を取り外します
3ヶ所のネジを外し、天蓋を外します。
2、トレイを出します
通電しトレイを出した状態で電源を切ります。
【注意】トレイが出ていないと項番4が外せません
これに気が付くまで、30分はかかりました。
3、ケーブルを外します
赤枠のフラットケーブルを上に引き抜きます。
4、左右の側面と上下の嚙み合わせを外します
写真は左側面、右側面も同じのがあります
上部、底部
5、ピックアップのガイドレールを外します
この手のプレーヤーはピックアップ部が見えない場合がほとんどです。
下の写真の赤丸部分のネジを外す。これで、ピックアップが外れない場合は
反対側のネジも外します。
ネジはスター型です
【注意】赤丸部分の裏側にガイドレールを支えるバネ状の金具があります。
この金具の位置や向き等をよく確認してから外すしてください。
戻すときに苦労します。
拡大写真(表) バネの一部が見えます
拡大写真(裏) バネの一部、ガイドレールがバネの輪で支えられています。
レンズは黒い半円で隠れているため見えません
追記:拡大写真(ドライブのヘッドの稼働部分)
ガイドレールに沿って左右にヘッドを稼働するモータと歯車があります。
今回は、上の写真で赤丸の部分がヘッドと連結しているため外しました。
が、戻す時に連結部分を折ってしまい、瞬間接着剤で固定しました。
できれば、こちら側のガイドレールも外し他方がよいと思います。
ただし、元に戻すには苦労すると思いますが・・・
6、ピックアップを外します
下の写真の赤丸部分をガイドレールから外します。(右が外した状態)
7、レンズを「ごしごし」する
赤丸のレンズを「キムワイプ」でごしごし磨きます。
8、ピックアップのレンズを磨いたら、元に戻します
【注意】ピックアップを完全に取り外さないこと。元に戻すのに手間がかかります。
ちなみに、ピックアップを戻すのに2時間かかりました。
最後に、BD&DVDプレーヤー等他のメーカ品も、ヘッド部、トレイ部分以外は
一体成型になっているので、戻す時のことを考えて、十分観察してから分解してください。
すごいの一言です。
自分では、ここまでバラせないな。
最近、スポーツで「神の手」のニュースがあったけど、こちらも、間違いなく「神の手」ですね。
99%戻せないのを覚悟で挑戦するのは・・根気負けしてしまいます。
それにしてもnojiさん、事細かい説明で素晴らしいです。
⇒いいえ、キムワイプはそのまま何もつけないでみがきます。今は使わないが昔は光ケーブルを磨いていたのを聞いたことがあります。