makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

2017-06-25 | 日記

今日の1枚。

      儚   

人の命は露のごと。

 

海老蔵さんの会見を見て泣いてしまいました。

私の母、33歳で逝きました。ストマックの「がん」でした。

私8歳、弟6歳、妹2歳でした。

 

母の亡骸の側に叔母が1枚の布団を敷きました。

「かあちゃんと一緒におったって」。

 

弟はスヤスヤ眠っていました。

私は、時々、父や叔母が様子を観に来ていたのを知っていました。

 

「ええか、絶対泣くでないぞ」。

父の言葉をしかと受け止めた8歳の私は葬儀の日も泣きませんでした。

 

「解ってるんやろかあの子」・・という声が聞こえていました。

解っていますとも・・。

 

海老蔵さんの会見で泣きました。

あの時、泣かなかった私が泣きました。

声を殺して泣きました。

これを書いている今も涙があふれてきます。