左足が思うように動かせないけれど、障害者ではないという中途半端な立場から言わせていただくと、ホキ美術館の駐車場が歩きにくかった~。
砂利よりも大きい石、礫というのかな、その石敷きになっているので、歩くたびに「痛!」となってしまった。
少し遠回りすれば、その石敷きではないところがあるのだけれど…。
障害者用駐車場を使うには気が引けるけれど、足が痛いという私にはちょっと厳しい道のりだった。
足が今の状態になって思うこと。
世の中は障害者が行動しやすいようになってきたはずだと思っていたのに、そうでもないということ。
こればかりは、足を骨折して、神経障害性疼痛がでるまで全然気がつかなかった。
足に不具合があると、点字ブロックまでもが恨めしい。
それまでの私は町中に点字ブロックがしかれるようになって、視覚に不自由がある人たちのためになっているし、健常者も不自由がある人たちを無意識に意識できるようになって喜ばしいと思っていたんだ。
けれど、足が不自由な人にとって点字ブロックが障害になりうることがあるのだ。
そんなことにも気がつかなかったんだ、私は。
そのことに気がついたとき、自分はなんて思い上がった人間だったのだろう…と気がついた。
そう、何事も自分にとって都合良く解釈していて、私はなんて器が小さくて、ちっぽけで、世の中で本当にくだらない思い上がった人間なんだろうと。
今、自分のやりたいと思っていることも、足のケガを理由に何でも諦めている自分がいる。
たぶん私の今の症状くらいなら、もっと世の中に貢献して活躍している人はたくさんいるはずなんだ。
このくらいの症状なら何でも無いって過ごせる人はたくさんいる。
けれど私はそれを乗り越えられない。
私は不器用で、他人の何倍も努力しないと人並みのことができない。
MIFさんには、「おまえの言う普通ってなんだ?誰が決めた?」と言うけれど、私が思う「普通」すら自分ではとうてい達成できていない。
正直言って、去年骨折したときに、心も一緒にポキッと折れちゃった。
足は手術して金属で止めて、骨をくっつけることができたけれど、その代償で神経障害性疼痛になっちゃった。
心は一度はくっつくかと思ったけれど、それはセロテープで留めたようなもので、風化してセロテープがはがれてきちゃった。
かろうじてボロボロのセロテープでくっついているけれど、風が吹けばちぎれて飛んでしまいそうな感じだ。
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