十月二十五日
溶いた灰色•薄力粉の空からはじまりました。作ったのは一人今年店を構えた女性のパティセリーかな。場所は特定できませんが。
そんな彼女の頼まれたのが、学生時代の同級生。
普段はj春から秋にかけて田仕事に従事する多忙な日々を、しかし刈り入れが終わると。農閑期に。お百姓さんは自炊付きのひなびた温泉に長逗留の骨休めなんぞします。蒸し蒸し天気の塩梅は佳くなかったのでが、今年は特に作柄やよくほくほく。次の年の彼への契約も決まりました。普段は納屋か軒下でのんびりと、赤とんぼでも眺めてノンビリと過ごすのですが。たっての近隣の幼稚園で見せる「案山子芸」とお呼びがかかり、街へ
「案山子の、モビール操り人形」さて客寄せに成功するのでしょうか。