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高次脳機能障害の症状と治療

2016-06-10 09:04:52 | 日記
高次脳機能障害

高次脳機能

人間ならではの高度な脳の働き

色々なことに注意を払ったり
記憶や思考や判断を行ったりする機能

こういった機能が失われてしまう

それが高次脳機能障害

外見ではわかりにくいため
周りの人たちには理解されにくい

障害があるのに気づいてもらえない



高次脳機能障害の原因と診断治療

元気だった人が後天的に病気や事故に
よって障害を受けた場合

脳梗塞
脳出血
くも膜下出血
外傷性脳損傷
低酸素脳症
脳腫瘍
脳炎
高次脳機能障害として診断されて
治療の対象になる

これらの病は基本的に進行しない

脳の損傷部位によって症状は異なる

前頭部
注意や思考や感情のコントロール

海馬
記憶の中枢
記憶の部分は大変もろく障害を受けやすい

頭頂葉
触覚をコントロール

側頭葉
聴覚をコントロール

後頭葉
視覚をコントロール

注意障害
そわそわと周囲が気になる
ちょっとしたことで気が散る
火を消し忘れる

記憶障害
約束を忘れる
昨日の事を覚えていない
新しい事を覚えられない

遂行機能障害
効率的に仕事が出来ない
家事を計画的にこなせない
物事の優先順位がつけられない
段取りが悪くなる

社会的行動障害
やる気がない
キレやすい
自分の障害が分からない
相手の気持ちが分からない
怒りっぽくなる

社会とうまくやって行くことが出来ないため
うつ病や引きこもりの原因にもなる

失語症
うまく話せない
思った言葉が出ない
字が読めない

左半側空間無視
食卓の左半分を食べ残す
車椅子の左側がぶつかる




高次脳機能障害の症状が出る時もあるが
診断や治療の対象とされないもの
脳性麻痺
発達障害
うつ病
統合失調症
パーキンソン病
アルツハイマー病
など




様々な出来事によって脳の機能が障害を


日常生活に復帰した後に人間関係や
仕事の内容など複雑なものに対応出来ない
以前と同じようには出来ない


治療法

症状は多岐に渡るので症状に合わせて
リハビリテーション

日常生活動作訓練
トイレや入浴や食事など
料理や洗濯や買い物など

就学訓練
就労訓練など
患者の症状と目的に合わせた訓練


リハビリを頑張っても
症状が改善されない場合
薬を出して症状を和らげることも



まず治療にはリハビリテーション

そして家族や周りの理解が必要

仕事や学校に復帰しても症状が出る場合

注意障害
休息を十分にとる
作業は出来るだけ静かな場所で

記憶障害
メモをマメにとる
スケジュールを記入し確認する
そういう習慣を身につける

遂行機能障害
仕事の内容を順序立てて掲示する
作業を単純化し一つをこなしてから次へ

社会的行動障害
周囲が病の原因と症状を理解する
本人の役割と生きがいを尊重する
成功体験を増やしていく



高次脳機能障害は本人だけではなく
周りの人々の理解が必要な病

周囲の人々の温かい理解の上に
治療がなされて行くのです

症状があって病のために
本人が本人らしくないと言う事が
本人が認知していなくても
本人が一番つらいもの

その人の尊厳を傷つけないように
周りの人も理解と協力を

症状が重い場合は回復するのに
数年間の時間が必要

医療機関だけでは不足となる

患者の地域の行政や福祉や就労支援機関
さまざまな機関や人々の支援を借りて
回復していけるように

患者本人の尊厳を守りながら
周りの人々の理解と支援を




(○´∀`○)




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