くうあり

自分なりの気付きを綴るブログ  

子育て支援ってなんだろう

2013-07-21 02:57:40 | 子育て
保育士養成校の学生だった時、子育て支援は、労働支援に話がすり替えられてしまっている、という講義を受けました。
つまり、働きたい親のために長時間の保育を提供することは、親のためのように見えて、実は、母親の労働力を欲する国のため、という話です。

経済至上主義には違和感を覚えます。

子育てしてると、特にそう思う。
大量生産ができない(一律の働き掛けではうまくいかない)、効率も悪い、行きつ戻りつスムーズにはいかない、じわじわ手作りで日々を積み重ねていくのが子育てじゃないかなと。
いきなり結果が出たりするものでもない。

だから、手をかけ目をかけ心を配りたいと思う。毎日、何が大切なのかを忘れてイライラしたりしてるけど、本当の私はそう思ってる。


子どもが幸せを感じる時間を積み上げていくこと。
そのために今、家庭にいる私は家事や育児に擦り切れないようにしながら あぁ幸せって思えるゆとりの心を作る工夫が必要なんだと思うんです。

子育て支援は労働支援だけじゃないと思います。

母親が一人の人として自分を肯定できるようになるサポート、それは、働いていてもいなくても。

そんなふうに母親の心が大きく強くたくましく成長できるようなサポートがあれば、子どもの未来につながっていくのかなって思いました。

それが、子育て支援じゃないかと。

一時預かりで羽を休めることも必要でしょう。仲間作りできる場があって、自分の持ち味を生かすことができたら母は元気になるでしょう。仕事でも、ボランティアでも。

子どもの心に寄り添うスキルを知ることも大切かもしれません。発達の道筋を知っていることも。



母親が例えば夜中まで働くために、夜中まで空いている保育園がある。
それは、果たして子どもの未来につながっているのか?

労働支援だけして、子どもが擦り切れているような 経済至上主義は何かがおかしいと感じる。
何かが行き過ぎていると感じる。

本当に必要ではない出費のために、子どもが実は犠牲になっている労働支援は嫌だ。

子どもの未来が大事、とよく聞きます。
人は、どの段階でも成長できると思いますが、やはり、子ども時代の影響を強く受けると思うのです。子どもの未来を明るくするには、子ども時代の今が大切だと思います。

子ども時代に 幸せ感、自己肯定感をたっぷり感じて育った人と、そうではない人では、生きやすさ、生きにくさに大きな差が生まれてくるのではないかと感じます。

周りの大人に自分は認められてる、友達にも認められてる、そういう自信が平和な社会を作っていくんじゃないかな。
誰かを蹴落としたりしないで、周りと調和しながら自分を出せてる、そんな人。
壮大すぎるかな。
でも、的は外れてないと思う。

私は自己肯定感が低くてかなり生きにくさを感じて過ごしてきたと思っていたけど、それでもへこたれながら元気に生きてるから、根っこの部分でしっかり愛情を受け取っているようなんです。
そのことに、ブログを書き溜めながら気づいてきました。

私の母は、働きながらも手作りの料理をいつも食べさせてくれました。

私も、子どもに自分が出来る方法で愛情を伝えていきたいと思う。
農薬や化学薬品や放射能まみれでない、遺伝子組み換えでもない、できるだけ安全な食事を作りたい。

安全な食事をと言いながら、手作り料理にこだわり過ぎておかしくなるのは嫌なので、息抜きはするけど。今日もしたけど。



明日、(今日)選挙なので、その前にどうしてもこの記事を書きたくなった。
こういうことは、書くのに勇気がいりますね~
偏った見方をしているかもしれませんし。

でも、今の私がどうしたいか、何を大切に思うかを私なりに書き残しておこうと思いました。


今回の選挙は、経済至上主義に転ぶか転ばないかの大事な選挙ですよね。

皆さま選挙に行きましょう!

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😊 くう@mame-festivalと申します😊

こちらでも記事を書いています♪
「空あり kuu-ari /執着を手放す日々」

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お邪魔します (konan)
2013-07-21 07:13:34
お久しぶりです。
ブログ、しばらくじっくり読んでしまいました。
神田先生の記事では、先生の言葉、「人は楽しく幸せに生きていきたい生き物が真実」で、じ~んとなっています。
私も10代、20代と人生の事柄には、すべからく意味がある と考えて生きてきて、そうでもないんじゃない? 
と考えはじめたからでしょうか。
今日は、選挙ですね。
家族で行ってきます。
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コナンちゃんへ (mame-festival)
2013-07-21 15:45:02
コメントありがとうございます(^^)
コナンちゃんが妹さんの本棚からたまたま選んだのが神田先生の本だったのは、本当に不思議なご縁でしたね。
それこそ意味を感じました。粋な計らいだと思っちゃいました。
でもその後、こだわり過ぎず、重くならずに、楽しく。そんな気持ちを私も持てるようになってきて、神田先生の言葉が今頃しみこんできました。
コナンちゃん、またリアルにも会えるのを楽しみにしてます(^o^)/
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全ての事に意味はあるけれど、ただそれだけのこと (mame-festival)
2013-07-21 15:56:02
こーんな過去記事も書いてました。
http://blog.goo.ne.jp/mame-festival/e/348a173fe3045412b0493a290eeb0c11
よかったら読んでみてください(^^)
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はじめまして (豊念)
2016-02-26 22:34:42
最近、「子育て支援」について疑問を持ち、ネットで検索していたら、こちらにたどり着きました。「子育て支援は、労働支援に話がすり替えられてしまっている、という講義を受けました。」という言葉に、合点がいきました。本当にそうだと。そして、やっぱり「経済至上主義」なんだと。。。
おかしいと思います。
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豊念さんはじめまして (nao)
2016-02-27 03:51:46
コメントありがとうございます。
自分のブログ記事は書くと忘れてしまうのでこうして振り返れるとありがたいです。自分にとってもタイムリーな話題だったのでコメントに感謝します。私がしたい子育て支援は、ただお子さんを預かるだけでなくて、心を楽にしたり解放したりママの本来のパワーを引き出したりなんだなと改めて思いました。子育て真っ最中のとき自分がそれを求めてました。ママが元気だと子どもも元気になりますもんね。
働いているママさんでも、自分らしくイキイキ元気にされている方は、子どもさんと触れ合う時間が少なくてもしっかり心の交流ができてて安心だなと感じます。
経済至上主義で子どもの幸せが犠牲になるのは違和感がありますよね。
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ありがとうございます (豊念)
2016-02-27 18:34:06
naoさんが2年半前に書かれたブログなのに、今になっても、さらに現実感どころか、危機感さえ覚えるのです。中途半端なコメントでした。私のブログでさらに、今考えていることを書かせていただきます。naoさんのブログ、これからも他のページも拝読させていただきます。あと、「伝わる心がめばえるころ 二歳児の世界」を早速注文しました。私は鯨岡竣先生の「関係発達」「エピソード記述」に関する著書に出会い、大切にしています。
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豊念さんへ (nao)
2016-02-27 22:33:22
コメントありがとうございます!先の返信では豊念さんの思いを汲み取れずすみませんでした。豊念さんのブログも拝見しとても興味深かったです。私も保育士目指す前は文学部日本文学科でしたよ。
神田先生の本を早速注文されたのですね!教え子として嬉しいです。「育ちのきほん」という本も0歳から6歳の発達が網羅されていて分かりやすいですよ。
神田先生カテゴリのブログ記事を遡ってみたら、「保育の質」のことが書いてありました。待機児童を減らすといって、ただただ預かる場所を増やすのでは、子どもの豊かな育ちを保障する保育内容とかけ離れてしまうこともありそうです。それを神田先生は心配されていたことを思い出しました。子どもを幸せにする質のいい保育目指していきたいです。
私もご紹介の鯨岡先生の最新刊を注文させていただきました。ちょうど、保育者の心の動きや働きかけを記録に残してブログで発信するべきか、子どもの動きだけを客観的に書くべきかどうかと考えていたところでためになりそうな内容だったので楽しみにしてます。ありがとうございました。
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