とある日

大道芸、喫茶店、蝋梅、街歩き、映画、京都など。

昭和への回帰

2015-06-30 23:14:01 | 
今日は新橋のビルをうろついた。
二十代の頃は裏日れたものや場所を避けていたから、年取って出会った若い友達がレトロだと言って昭和に憧れる心情がよくわからなかった。
でも、いろんな便利なモノやオシャレと言われるモノに触れて、空っぽのモノと何かが詰まったモノの違いがやっと身に染みてきた思いがする。
今はさびれていてもそのまま維持して貰いたいし、決して消えないでと願う。
   

大崎は上流社会へ

2015-06-24 22:38:09 | 大道芸じゃない呟き
商店街で美味しいお惣菜を買いたい。
喫茶店があったら、入りたい。
そうだ、戸越銀座に行ってみよう。
定期のある銀座まで出て、都営浅草線で行ってみよう。
  意外とそんなにテンションが上がらなかった。
大山の方が好みだ。
今度は砂町に行かなくちゃ。

帰り道ずんずん歩いて品川に行こうと思ったら、すぐに大崎にたどり着いた。
近未来都市?
駅の周辺もやみくもに歩いた御殿山手前もキレイなビルが立ち並んでいる。
お金のある人を集めたいのか。
悲しいほど違和感。
脱出したくても品川は遠い。
暑い日差しに倒れそうになりながら、ただ歩く。
 田町で力尽きて、山手線へ。
安そうに見えてハイソな立ち飲み屋に入る勇気なく帰宅。
高輪や三田は古くから高級感があったけれど、変わりゆく大崎は私には果てしなく違和感がありました。

浜離宮恩賜庭園

2015-06-23 23:19:34 | 
雨が降らないうちに銀座に森のコーヒーを飲みに行こうと出かけたら、ホントに降るのかというくらい晴天で、つい足を延ばして来ました。
ずっと避けてきたのはそこにある残像が後悔を駆り立てるので、思い出すことさえイヤだった。
でもよく言う、反省はしても後悔はするな、という教訓だかに乗っかるならば、人との付き合い方を間違っていたのだとか、会話する事の重要性をわかっていなかったとか、これが反省なのかこんがらがりながら、とりあえず進んでみた。
     
外国人ばかり来ていたけれど、サラリーマンが芝生に座ってぼんやりしてる昼休みの風景はなんとなく羨ましかった。

長ぐつを履くまで

2015-06-21 20:09:36 | 舞台
サクノキさんの初ソロ舞台を初日1回目に見て来ました、
正直なところ、最近サクノキさんの大道芸を見ていない。
だんだんとお客さんの絡みが長くなってきたのと、そのお客さんに対する絡みが結構粘っこく感じてしまったからです。
丸の内ヘブンで初めて見た時の衝撃は今でも忘れない。
キューブとそのパイプを使って、大胆にアクロバティックに操っていながら、フレッドアステアのように軽快に動き回り、とても美しかった。
表情とか仕草が私のイメージするクラウンそのもので、その時間と雰囲気をガラリと楽しい世界に変えられる魅力が溢れていた。
音楽も好きだったな。変えてしまったけど。
蜂鳥さんとサラヴァに出演された時も、確かハットをメインにしていて、そんな舞台作りも好きだった。

が、そうこうするうちにいつからだろう。
子供の客上げでのそのスタイルが根付き始めて、だんだんとその部分がメインのようになった時に軽い苛立ちが私には芽生えてしまったのです。
キューブもだいぶ変わってしまった。。。

で、長くなってしまったのですが、舞台の話。
観客はほぼ芸人ばかり。
注目度が飛び抜けているゆえだろう。
私も舞台ならではの期待ばかりで来てしまった。
裸足のタップ音から始まって、息の詰まる時間が始まる。
音楽がないと小劇場は音を立てたらいけない息苦しさで、集中力や楽しもうという気持ちになれなくなる。
そのうちに雨の効果音。
無言の主人公。電話に出ない。無職?引きこもり?
ズボンの吊りベルト?に腕が何度も絡まる。これは芸劇で見た海外のパフォーマーさんの巧みさを思い出してしまった。
で、ゴミ箱にゴミを投げてははずす繰り返し。ここで置いてけぼり感の私。ここを楽しめなかったら、無理なのかもとすぐに感じ始める。
ほうきを使っての器用さはさすがだ。
と、あとはハットやコートハンガー、傘とまぁ動きはこんな感じなんだけども、ストーリーが私には安直に思えた。
うつうつと過ごしていた彼が、音楽に触れ、やっと扉を開く。
その音楽も私には他のパフォーマーさんの事が思い出されて、何故その音楽を使ったのかがわからなかった。
歌はとってもうまく、良い声だった。
きっと思い入れのある曲なのだろうし、いい曲ではあるのだけれど、頭にはもうファニボンしか浮かんでこない。ごめんなさい。
ラストになっての表情は確かにいつものサクちゃん、暖かなクラウンだ。
でもでもでも。
何故、舞台で、何故。ごめんなさい。

だんだんと賞賛のツィートを目にした時に、自分だけがひねくれていて厳しいのか、自分が不安定な状況下ゆえのうがった見方なのかと心配ではある。
が、
セクシーさんのツィートを見た時にやはりこの方はさすがだなぁとおもいました。
あたたかくて率直。

私は勝手な批判かもしれない。
だけど大好きだから、もっと出来るハズとまたもや勝手な期待を胸に何か書いておきたかった。