今日も友達と猫カフェに行った。
前にも増して、猫達は各自寝ていた。無視していた。
なるべく人間の手の届かない場所で寝ていたり、触られても無反応。
ちょっとちょっかいを出すと露骨に嫌がるし、カメラを向けると顔をそむける。
でも一匹、かわいい女の子の膝に寝ている猫が居て、またしても羨ましく嫉妬してしまった。
どうしたら膝に乗ってもらえるのだろう。選ばれし者、猫に好かれるタイプがあるのだろう。
そんな事が3回目ともなると(ここ最近猫のいる喫茶店にも2軒行って、他の客の膝に猫が居るのをずっと見ていた)
なんだか沸々としてしまい、夕方にNPO法人経営の猫シェルターという所へ行ってみた。近かったので。
キレイなビルの最上階にあるのに、入った途端、凄い匂い。耐えられなくもないが。
いろいろ張り紙があるけれど、誰も出てこないし、相手にされないので、前に入った若い男子に続く。
檻がたくさん並んだ小部屋が3部屋。
奥の階段を上がると最上階で一部屋。窓が天井から傾斜型にある。
夕暮れ時で黒猫は見えづらいし、なんだか不安になるけれど、一人居るらしき係の人は電気を点ける気配すらない。
肝心の猫である。いっぱいいる。大きいのもたくさん。
かなり野良猫風。小さいのは常に駆けずり回って喧嘩している。
ドアのそばで待ち構えていた大きいのが一回膝に乗る。がウロウロ落ち着かない。脱走したがっている。
アメリカンショートヘアーの大きいのが一番顔をすり寄せてきた。なんというか甘え方が野良猫のエサ目当ての感じ。ツライ。
檻に入れられているのは、目が不自由だったりするのかもしれない。暗くてよくわからなかった。
先に座っていた同年齢くらいのオバサンはおとなしい猫をずっと撫でていた。
なんだか写真を撮る気にもなれず、遊ぶ気にもなれず。
つらい現実を見せられた気がした。
猫も暮らしにこんなに差があるのだ。ただ一方的に触りたい・癒やされたい勝手な自分。
両極端な猫の有り様を短い時間に見てしまって、すっきりしない思いが消化出来ずに今に至っている。