月下の道標

光と闇が映し出す心象的夜の風景と日常的自然風景

葬送

2006-08-01 | Night


すこし懐かしさを感じますが
長良川河畔では見慣れた光景です。
いつも何艘かの船が停泊しています。

船を見ていたら
いろんなことを感じました。



どの船も風雨や波であちこち傷んでいます…
これでもまだ現役なのだろうか…

古びているようだけれど
水の浸入を許さないような透きのなさです。

船は丈夫にできているものなんだと思え

人もまた同じなのだと思い

傷ついても傷ついても
歩けるものだと
ふと思わせられ…






役目を終え碇をあげ
繋がれていたロープもきちんとまとめられ
白いシートで覆われ…

葬送
そんなふうに見えました。

悲しそうでありますが
船主さんのやさしい心を感じました。
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