月下の道標

光と闇が映し出す心象的夜の風景と日常的自然風景

電話ボックスの恋

2007-04-26 | Night


初めて恋をした頃
ボトルにたくさんの硬貨をつめて
自転車で夜道を走った

いつも決まった時間に電話をかけた
時間の過ぎるのも早かったし
硬貨の落ちる音も響いた
時折、電話をかけにくる大人が
長電話に嫌な顔していた


受話器を通した彼の声は
学校で聞いているよりも低くて大人っぽくて
話しながら電話帳を開いて
わけもなく折り曲げたりして

いつまでも話していたかった

電話ボックスの中はいつも暖かかった







明日から2日ほどお休みですので
マリーさんと今夜から出かけてきます。
行ってきます(^-^)/


   
Comments (12)