お盆休みに入りました
愛するマリーさんがいってから
はじめての盆を迎えます
マリーさん、帰ってくるかな
マリーがいってから
ひと月も経っていない頃
一度だけ夢をみました
私は
暗い夜の町のすみで
人目を避けるように
毛布をかぶってうずくまっていました
なぜこんなことしているのだろうと
ふと振り返ると
駐車場に自分の車を見つけ
いつのまにか車の中に入って自分は寝ていました
横にいた大きな犬が黙って
私の腕のあたりを
手でポンポンと軽くたたいた
それで目を覚ましたのだけれど
ずっとこのまま
夢の中の車の中で
寝ていたいと思いました
マリーがいってからというもの
毎日泣いてばかりいた私に
マリーが会いにきてくれたのかと
都合良く考えたりもしたけれど
遠出が好きだったマリー
お盆はマリーが帰ってきてもいいように
おいしいものを用意して
待っていたいと思います