5月7日(火)
街角のポスターに藤の写真が賑やかになってきました。我が春日部にも有名な“藤”があり、見に来る人達で野田線の藤の牛島駅はにぎにぎしいです。足利のフラワーパークの藤はしばらく見てないので気にはしていました。幸い入園料の100円割引券を入手しましたので行く事にしました。
“大藤” ( 栃木県指定天然記念物)
樹齢145年を超える各600畳敷きの世界に誇る大藤棚
9時オープンなので時間前に到着しましたがすでに人々は縦列駐車をしてエントランスに殺到していました。5月の連休明けなので混雑は・・・ない。と思っていましたがとうして々予測はみごとにはずれました。
藤の香りが鼻をくすぐりました。何故か今日は風が吹き荒れるお天気となっていました。砂埃をあびながらの散策です。期待通り藤はまだ咲き誇っていました。メインの大藤には写真を撮る為のスポットがあって矢印で表示されていたのでその場所から撮りました。
白藤のトンネル
古木が絡み合ってできた全長80mにもおよぶ白藤のトンネルです。
きばな藤のトンネル
80mも続く鮮やかな黄色のトンネルを含む200本のきばな藤
強風で藤の花びらが散って近くの池に落ち、これもまた美しい造形を楽しめました。
「八重藤」
世界でも珍しい八重黒龍の藤棚。 気品ある香りも秀俛。
水上花壇
時間と共に人が多くなりごった返して来ましたので存分に藤を堪能出来たのでフラワーパークを後にしました。ここでも勿論入園を希望する車の長蛇の列を尻目に足利学校へと移動しました。
足利学校
杏壇門(きょうだんもん)
孔子が弟子たちを教えたところに、杏の木が植えられていたことに由来している。
杏壇門をくぐった所に紅葉が紅葉していました。
復元された方丈
学生の講義や学習、学校行事や接客の為の座敷として使用されたところ
「孔子の坐像」
孔子:紀元前552年~479年。中国春秋時代の学者。儒学の租。
魯国(ろこく)の曲阜(きょくふ)に生まれる。その教えは「論語」に
まとめられている。
天秤で物を計るという言葉がありますが、この傾いた器に水を入れて平行にするには慎重に入れないとすぐにこぼれてしまいます。
宥坐之器(ゆうざのうつわ)
水が空の時は傾き、丁度良い時にはまっすぐに立ち、水をいっぱいに入れた時にはひっくりかえってしまう。というところから孔子は「いっぱいに満ちて、覆らないものは無い」と慢心や無理を戒めるためにある。というものです。
もう少しわかりやすい例えで申しますと孔子が説いた“中庸”ということをおしえているものです。
よく言う言葉に「腹八分目」というのがあります。
人は食べ過ぎればお腹をこわします。と言って食べたりなければ体力がつかない。
食べすぎもせず食べたりなくもない腹八分目の状態が理想なのです。
この事を中庸(ちゅうよ)と言います。
器に水を入れたりなくてもダメ入れ過ぎてもダメ丁度良い分量の時器は水平を保ちます。
これを 中庸
というのだそうです。
足利学校を見学していつの時代でも学問は必要なものだと思いました。しかし学問をするべき年の頃の私は…もう嫌でいやで逃げ出したい心境でしたが今思うともっと真剣にやっておけば良かったと後悔です。時はすでに遅かりし由良之介
外から見る足利学校です。
足利学校からすぐ近くに「鑁阿寺」というお寺がありました。来たついでに見ておこうと思いました。
ふと時計を見るとなんと午後2時を回っていました。お昼を節約して…足利と言えば私の大好物の“古印最中”を買って帰ることにしました。今風に言えば「めちゃおいしい」最中です。
強風はまだおさまらずでした。帰路の途中でセブンイレブンに立ち寄り、おむすびを買っておなかを落ち着かせました。