やっちゃいました。
マイドローンが25m高の杉の木のてっぺんに捕まってアウト!
1年半活躍してくれたDJI MavicAir2、落下は過去4回、自動追尾で落下、河川敷ブッシュで落下、富士山樹海で落下、飲み屋の中で落下、、いずれも故障なくペラ交換だけで済んできた。
アンテナ指向性測定でも縦横無尽に活躍してくれた愛機。。今回過去最大の危機、とうとうお別れの時が来たかと、、、。
移住先裏山に25m高の杉の木があり、なんとか利用できないかと、、無線のアンテナ(マルチバンドZepp/3.5MHz~28MHz)を上げることにした。
で、使ったよねドローン。
過去記事の如くドローンフィッシングでもドローンバーチカルアンテナでも吊り下げテクもリリーステクもおいらの十八番。楽勝のはずだった。
50mロープを滑車で折り返し、滑車側を杉の木25m位置へ運び上げ頂点の枝にくくりつける作業をドローンにやらせるのだ。
成功すれば、地上から滑車ロープ引くだけでアンテナ高を自在に変えられる、いわゆる給電点エレベータ形式。
風速5ms、4mmΦのロープ50m+滑車持ち上げは結構重い。熟練の技でなんとか上空30m高に持ち上げ、ドローン搭載カメラで杉の木てっぺんをモニタリングしながら仕掛るポイントを探す。機体は風でぐーらぐーら、荷重最大量アラームも鳴りっぱなし、モータもういんういん悲鳴を上げている。
こーゆーときは、ビビって操縦すると、絶対ミスる。マシンを信じる勇気と度胸が必要だw。
見込んだ仕掛落下ポイントに見事着枝!!あとはロープをリリースするだけ。
ここまで作戦通り。。以下、有事発生。
おらのドローンは機体腹にリリースフックを付けていて、機体を180度回転させ後方移動させると吊り下げたロープにテンションがかかり外れる仕組みになっている。これでマグロもサメもバーチカルアンテナも成功率100%だった。
が、、、外れない。
杉頂点枝>ドローン>滑車>給電部>アンテナ線と直列接続状態。
バックギヤで目いっぱい引っ張っても外れない。方向変えても外れない。何故だ!。バッテリ残量5分。可能な技を全て試す、ダメ。
その姿、、猛獣に噛みつかれ、何とか逃げようとのた打ち回る小動物!
強引な操縦するとバッククラッシュで姿勢失い落下衝突ダメージが大きくなのるので、、戦意喪失、どのみちもー地上には戻せない、、綺麗な体であの世に送ると決心。まもなくバッテリ限界、愛機は強制着陸モードに入り、おらの頭上で涙の身投げ。地上25mの杉の木てっぺんで仏様となりました。
これね↓
原因は、機体下部のフックにリリース用に引っ掛けた4mmΦロープの輪っか!上空へ移動中、ロープがよじれフックを締め付ける形になり、抜けなくなったようだ。いつもは釣り糸でやるのでよじれても簡単に抜ける。盲点だった。
十うん万円が一瞬で杉の花と化す。一応、滑車ロープも繋がってるので、引っ張り落そうと地上からロープをぐいぐい引くがどーにもならん。杉の完勝。
今後見上げるたびに思い出す、可愛い子をあそこに見捨てたオイラ、カラスのおもちゃにされるんだ。後悔MAX。
新機種買おうと2日間考えた。。毎朝、杉を見上げる。。聞こえる、悲しい声。。
身投げ3日後、できることはやってみようと、近所に相談、プロの木コリにレスキューを依頼した。枝落とし含め2万円!。ドローン回収できても死んでたらムダ金となるが、躯を回収するは親の義務、、今までの感謝の気持ちとして割り切った。
木コリさん2人、作業車2台でやってきた。作業手順を確認する。ドローンに到達できなかったら上部の幹ごとぶった切る。到達出来たらロープ切断で機体回収、切断ロープは幹に再固縛し滑車とアンテナは落ちないようにする。
↓キコリさんに説明した絵
↓キコリさん
やっぱプロはすごい。枝払いしながらものの30分で登頂、ドローンを大事に抱え降りてきた。再会、外傷はないが杉のヤニだらけ、ペラも無傷だった。
ヤニ取ってバッテリ交換、生きていた!!涙
一度はあきらめた自分が恥ずかしい。おらのドロ子はかなりシブトイ!
レスキュー完了。
神様ありがとう。愛機、大切にします。
↓おかえりドロ子(ヤニ取り後)
ZEPPアンテナ、大変よく飛びます。SSBで遊んでます。
20W出力でも3.5/7MHzはじゃんじゃん呼ばれます。21MHzは北米やオセアニアなら快適に交信できます。
でもあれっすね。木コリさんにお願いすると、背の高い木にワイヤーアンテナ普通に張れそうです。滑車エレベータ式で。枝払いセットにしなければ結構安いので、大自然をお持ちの方、どうでしょう。
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