ドローンによる指向性測定。先月入手したダイヤモンドの3バンドGP・X6000のビームパターンを計測してみました。コンテスト用にX7000が欲しかったのですがどのショップも在庫切れ入荷未定とのこと。人気のようなので益々計ってみたくなり兄弟のX6000を引っ張ってきました。
測定バンドは430MHz。メーカースペックは5λ/8の5段、9.0dbi。興味はX7000(430MHz/11.7dbi)利用者からコンテストでは垂直ビーム幅が小さく交信相手のエリアギャップが出ると伺い、じゃあ兄弟のX6000のパターンってどうなんだべと。
今回測定ロケーションが完璧ではなく条件付きの結果となります。ARRL DX CWコンテストの合間に暇つぶしでやってみました。後でちゃんとしたロケで再計測します。
まず、ロケはこれ
下側仰角は-15度くらいまでいけるんでナイスなんですが、このタワーがこうなってる、、
てっぺんのステップまで上がれば更にマイナス仰角が取れ反射も減り良いのですが横着しました。下ステップにX6000を取付、タワー壁面の反射を拾わない(だろう)位置にドローンを送りました。
ほんでX6000君の垂直パターン、取れたデータがこれ
横軸が仰角(度)、縦軸が受信強度(db)
半値幅は11度。+15度以上のサイドローブはスペックからいけばこんなはずはないので、たぶん反射の影響(と信じたい)。理由はメーカーサイトの資料によれば、これだから、、
比較すると半値幅と第一、第二サイドローブの位置、ヌルレベルはほぼ符号するが、、サイドローブピーク値は-12dbじゃないとダメぽい。ということで、反射フリーなちゃんとしたロケで計測しなおす予定です。
ほんで、参考までに、以前10段コリニアで取得したパターンも下に貼ります。
X6000と比較し10段コリニアが優秀な点は、半値幅がちょこっとちっちゃい(約10度)のと、ヌルボトムが深く切れ味強烈ってとこでしょうか。
X6000計測(環境条件付き)の結果でした。同じ天秤ではないにしても雰囲気はご参考になればと。
ドローンによる計測、ネタは尽きず。来週のARRL DX PhoneコンテストはHFアンテナの生打上角をいじりたい。天気次第。山にするか海にするか。。。
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