ダブルなんちゃらシリーズ2個めー。前作の丸に続き、今度は三角だああ。
アマ無用に、丸にしても三角にしても4つ(ダブルツイン)にするのは、ネットを見ても見つからなかった。あるのは海外でシミュレーションのみとか、WiFi用に性能無視で形だけ真似たものとか。なんでだべ、、同レベルのゲインなら八木系の構造メリットに軍配なんでしょうかね。
ダブルツインデルタが制作されない理由は給電が三角の頂点にもってこれる、これない、に関係してそーだ。
今回の制作例は、ダブルツインデルタのエンドファイヤ化だ。前後に寄生素子を置くことにより、3ele3パラのループフィード八木となった。
まず最初に、ツインデルタ単体の原型を見てみよう。
あっちこっちの制作例でよく見る形。。これを、、、ダブルにするには?
そうなんです、丸や菱形や四角は給電点を中心にそのまんま相似形を左右に増やせばOKですが、三角はそれができない。つまり各種ツインのn次ツイン化は給電点を中心に考えちゃだめで、単純にツイン全景を横にn倍して重心で給電する!これが汎用規則になるわけです。
ほんなわけで、ダブルツインデルタは頂点給電じゃなく辺給電になり。それをエンドファイヤ化したらこーなった。
11.54dbdっすね。シミュレーションでゲイン最適化すると12dbd超えますが、給電点でインピーダンス整合処置が必要になります。どーすかねー、この構造でこのゲイン、モチが微妙ですねえ。。
まあ、作って見た。ページトップが完成後の部材写真。運用中の写真も撮ってるんですがどこにいったか探索中、早くめっけて貼りますね。全景はとってもセクシーなアンテナに仕上がりましたよ。黒鳥に似てたんで飲み屋のママが付けた名前がブラックスワン727(727は店名)w。
もーちょっとゲイン上げてみようと、4ele化してみた。はいこれ。
12.60dbdですねー。ちょっとズルな表現すると20.47dbi(リアルグランド)。おーー、20って数字見るとワクワクしちゃいますね。複数エレ化は放射器と同じループを並べても良いのですが、構造が面倒なのでスルーしました。また、3eleも4eleもサイドローブが気に入らない場合は、ツインデルタの横幅を伸ばせば最小化できる点がありますが、同時に放射に寄与する垂直エレメント同士の放射結合が影響しインピーダンス合わせがクリティカルになります。
さて、どうでしょう。このようにツイン系アンテナは、前後に寄生エレメントを配置することで、スタックアンテナと類似の結果を生みます。この例では、3ele、4eleの3パラっすね。ほんでもってとってもありがたいのは、スタック定番の面倒な分配器が不要ってこと!
こーなると更に悪だくみしたくなる。菱形ツインや丸ツインの物理的n次化は無限に可能(電気的限界はある)なので、限界までパラパラ、パラる!w。面倒だからやらないけどねw
このブラックスワン727、各コンテストで私的必携品となりました。
運用中の写真どっかいっちゃたんで撮りなおした(真夜中)。エレメントのブームが長いのは、このまま4ele、5ele化可能仕様になっています。パイプを突っ込むだけですぐ変身なり。
このブログ内、他の制作例含め使ってるアルミプロファイル、いーーですよー。穴あけ不要、クランプ不要、とっても自由度高く、一式用意しとけばいろんなのがじゃんじゃん試作できます。給電ボックスなんかも汎用化できちゃいます。もーアンテナはトランスフォーマーの世界へw。ネット見ても前例がなく、リクあれば記事起こします。
(*^^)v
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