タイで行われている臓器売買を
正面から見つめた映画は
考えていたより内容はもっと重いものでした
実際にタイで行われている幼児売買春
人身売買の現実をえぐり出し<WBR>た問題作
梁石日原作の小説「闇の子供たち」の映画化で
息苦しさを覚えながら2時間余り・・・
画面から目を離すことが出来ませんでした
日本人の子供が受けようとしている心臓移植のドナーは
タイの貧しい少年、少女たち
脳死状態の子供から摘出されるはずの臓器なのに
手術の日程は早くから決まっている事実
ドナーの子供は麻酔をかけられ
生きたまま心臓を摘出されて
富裕層の子供の移植に使われること
絶対に失敗することがないように
予備の子供さえ用意されていること
どうしてここでこの映画は終わるの?
そんなあっけない幕切れの中
エンドロールに流れる桑田佳祐の歌
「現代東京奇譚」が耳に残ります
目を背けたくなるような映像はなかったけど
心に蓋をしたいような気分で映画館を出ました