ギター弾きのひとり言

ギターと音楽が趣味の私のひとり言を気が向くままに書いています。

真空管の音に魅せられて!(46プッシュプル編)

2007-12-03 | オーディオルーム
VT-63(46)プッシュプル。このアンプの製作者は不明です。
このアンプは昨年、オーディオ屋さんの店長さんから電話が
来て、真空管アンプが1台出たんだけど、このアンプは自分で
メンテナンスできる人にしか薦められないとの事。価格から
先に切り出されて4万円とのこと。まだ、プッシュプルと
シングルの違いが判らない時でしたので、とりあえず
物を見てからと言うことで、早速でかけてみました。




こういうのも一度使ってみたかったし、真空管の程度が
そこそこ良かったので、買う事にしました。
店長曰く、この手のアンプはある程度自分で弄れる人で
ないと売っても困るので、それで私に真っ先に電話したと
言うことでした。
家に帰って早速音だし。電源も入るし、ちゃんと音も出る。
それで、しばらくして曲間の無音時にムーンというハム音
が聞こえ始めました。1mくらいまで近づくと、はっきり聞こえ
ます。能率の低いスピーカなら、そんなには気にならない
でしょうけど、能率の良いスピーカだと確かに気になります。

電源を切って、球を完全に冷ましてから取り外して、裏蓋を
開けてみました。空中配線ですが、丁寧に組み立ててあります。
こうなると、手を入れたくなるのが私の悪い癖。。。
何かしないと気が済まないんです。スピーカーターミナルを
金メッキタイプに、ラインケーブルをお気に入りのケーブルに、
OPTからスピーカターミナルへの線を無酸素銅に交換、入力
ピンジャックもLR同じ色(赤)だったので、赤白の金メッキに
交換しました。
パネルの端子名がマジックで手書きだったので、テプラで
作りました。

さて、問題のハム音です。蓋をあけて見るとハムバランサー
付いておりました。電子電圧計が有れば良いのですが、無いので
小型スピーカを耳のすぐ横に置き、実際に耳で聞きながら調整
しました。完全には消えませんが私のスターリングでスピーカの
ネットに耳を近づけなければ聞こえないレベルにまで下がりました。
今年の夏に、またハム音が気になりだしたので再度調整して
今に至っております。

46(VT-63)は直熱4極管ですが、一般的には3極管接続で使用する
球みたいで、このアンプもそうなっておりました。A級プッシュ
プルですが、出力は7W程度しかありません。しかし、音量は
全く問題ありません。

音質は、低域から高域までしっかり出て、直熱管らしい音?
がします。高域が明るめで、ちょっと硬い感じがします。
ヴォーカルなどは厚みがあり、プッシュプルらしい押し出して
来る感じでとても良いです。音はE130Lプッシュプルアンプより
リアルな感じがします。今風のオーディオ用語で言うなら
結構ハイスピードな感じで、元気で綺麗な音がするアンプです。

記事追加--2009/11/21
このアンプは2009/04月に私の友達のお宅にお嫁に行きました。

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