gooブログはじめました!

不登校や発達障害について言いたいことを書きまくる

自閉スペクトラム症のパニックについて

2021-07-02 21:10:00 | 日記
自閉スペクトラム症のパニックには2種類ある

①ギャン泣きして暴れ、手当たり次第に物を壊したり、ひっくり返ったりするものと、②学校から帰宅するなりフリーズしたようにバタリと倒れ込み、何も出来なくなるのもパニックです。

実際のパニックを相手する親はたまったものではない…時も場所も関係ない「いつ来るか分からない災害」のようなものなのだ


道路のど真ん中でひっくり返って大きな声で泣き叫ぶ

なんてこともよくある。

周りの目を気にしていたらキリがない。

「虐待をしているんじゃないか」と思われたり、「泣いているのに何もしていない親」と思われているだろう。

「見えない障害」などと言われるならば、「この子は自閉症です。話しかけないでください」とTシャツに描きたいくらいだ。(冗談です)


パニックを起こしている時に話しかけたり、慰めたり、解決策を提案したらどうなるか

パニックはその威力を増して時間も程度も爆増するのだ。


パニックが起きた時はどうしたら良いか

安全で静かな場所に移動させクールダウンをさせるしかない。

とにかく静かに見守り、「なぜパニックが起きたか」を分析し、記憶なり記録なりしておく。

なぜなら「同じパニック」を起こさせないように回避しなければならないからだ。

パニックはできるだけ起こさせない方がいい

パニックを繰り返し何度も起こしていると、パニックが起きやすくなるし、本人が1番辛いのだ。


良かれと思って手を貸したことが仇となり、パニックを引き出してしまうこともよくある。

また、「こだわり」により、「同じ服しか着ない」「靴を履かない」…

「思ってたのと違う」とか、「味が少し違う」「余計な付け合せでアレンジされている」「料理が冷めている」でもパニックは起こる。

「感覚過敏」で「少しでも服が濡れると着ていられない」「下着を着れない」「靴下を履かない」…

子供それぞれに山ほどある。

ちなみに上に書いたものは、うちの可愛い次男のパニックトリガーです。(ごくごくごくごく1部ですが…😅)


同じパニックを起こさせないように「こちらが学習と記録」をし、パニックに根気よく付き合っていると、だんだんパニックは小さく、時間も短くなり、自分の中で消化できるようになるのだ。

「こだわり」は次々と移り変わります。
それに合わせて、手を貸す前に「確認」し、予想されるパニックは回避する。

気づいたら、パニックは不思議なくらい小さく小さくなっている(多少イライラしている様子はみられるが)。


パニックに対して、こちらもパニックを起こし「じゃあどうすればいいの?!」などと叫んでは、こだわりが逆に強くなり、さらに視覚からの記憶が強い自閉スペクトラム症の子供にとっては悪手となるのだ。


周りの目なんて気にしない❗

この子の苦しみを一番わかっているのはこの私‼️

と。堂々と泣いているわが子を見守り、その時間を計測するくらいの肝っ玉で挑んで欲しい。

そして何より大事なことは、日頃頑張っている自分へのご褒美を忘れないことだ。
スイーツでも韓国ドラマでもランチバイキングでもいい。

遠慮することなく自分にもお金を使って心と体を癒してもらいたい。

お母さんの安定=家庭の安定

なのだから🤩‼️