自閉スペクトラム症の偏食はえげつない
食べれないものを聞くよりも、食べれるものを聞いた方が早い。
さらに言うと、味だけではなく、形状や硬さにもこだわる。
そして「えっ⁉️これは食べれるのに、こっちは食べれないの❓」ということもよくある事だ。
うちの可愛い次男は、「葛根湯」は飲めるのにカプセルや錠剤は、どんなに小粒でも飲み込めないのだw
良かれと思ってエビフライにタルタルソースをかけようものならパニックを起こす。
ハンバーグもコロッケもエビフライもKAGOMEのトマトケチャップと決めている…
そんなわけで、ホテルのバイキングに連れて行っても「なんも食べるものがない!」と、皿にポテトを山盛りにして芋だけ食べるのです。
しかしこれはアルアル💧
自閉スペクトラム症の子供を持つ親ならみんな経験しているのではないだろうか…
お弁当は彩よりも内容が大切だ。
よって毎日同じような茶色の弁当が出来上がる。
決して手を抜いている訳では無い。
「栄養が偏るのではないか」と不安になり、小さく刻んで誤魔化すように野菜を入れるお母さんもいるが、代わりはいくらでもあるのだから、そんなことをせずに食べれるもので補ったらいいだけの話。
野菜が食べられなかったら果物で摂ればいい。
お魚が食べれなかったら肉でいい。
お菓子だって炭水化物、脂質、タンパク質…と摂取出来るのだ。
ある研究チームが一定数の子供を集めて実験をした。
どんな実験かというと
Aチームの子供達には欲しがるものを好きに食べさせた
Bチームの子供達には栄養のバランスを考慮して食べさせた
数ヶ月後子供達の栄養状態はどうだったかと言うと、なんとAチームの方が栄養状態が良かったという結果が出たのだ。
人間、体に必要な物を欲しがるように出来ているらしい。
そう言えば子供は、すぐにエネルギー変換出来る糖質の飴やチョコレートを欲しがる。
うちの子供達は、偏食も酷いし食事の前にオヤツも食べるが、健康で風邪もひかないし背もよく伸びている。
「栄養」に強いこだわりを持っているのは母親の方かもしれない。
食料不足禍に成長期を過ごした戦後の子供達は今、長寿を更新している。
さて、その栄養への「こだわり」は本当に必要か…