親の小言

小言ほど無意味なものはない
独り言なら聞こえないように言ってもらいたいものだ。
聞こえるほどの小言なら、ブツブツ言わずに「どうすればいいのか」を伝えてもらいたいし、何度も繰り返しているのなら、その伝え方を変えなければいけない。
「なんでそんなことするの」
「ちゃんとして」
「早くしてよ」
「先生に怒られても知らないからね」
「さっき言ったのに全然聞いてない」
「勉強しなくてもママは困らない。困るのはあなた」
「大人になったらどうするの」
……あげればキリがない
先程「無意味」と書いたが、無意味どころか子供にとって「毒」でしかない。
ただ自分が口にすることで「スッキリしたい」だけ。
言ったら楽になるんですよ、、何となく
しかし、子供に与える影響を考えてもらいたい。
文句の多い親の子は不平不満の多い子になります。
出来ないところに注目しては指摘を繰り返す親に育てられると、自分の欠点を隠し、他人の欠点を見つけるのが得意になります。
小言=文句 です
ブツブツ言ってないで、出来るようになるまで見守る。
そして手本を繰り返し見せることです。
子供は目からの情報をコピーしていきます。
「挨拶」「お礼」「謝罪」…親の姿をしっかりと見てコピーしていきます。
立派な道徳を言葉で伝えても、親がしていなければ身につきませんよ
道徳の授業なんか、本来要らないのです。
先生や周りの大人が手本を見せていれば、自然と身につくものなのだから…
躾は、口で伝えるものではなく見せて伝えるものです。
「ほら、なんて言うの??」とお礼を言わせる親がいる。
「ちゃんと挨拶しなさい」とつつく親がいる。
「謝りなさい」と叱る親がいる。
まず親が我先に「お礼を」言うのですよ
「挨拶」をするのですよ
心を込めて「謝る」のですよ
その姿を繰り返し見せていたら、親のいない所でしっかりと出来る子になります。
「聞かせる」のではなく「見せる」躾
