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不登校や発達障害について言いたいことを書きまくる

兄弟喧嘩

2021-07-26 17:56:00 | 日記
兄弟喧嘩はジャッジをつけてはいけないスポーツです。

お兄ちゃんにはお兄ちゃんの日頃溜まっているものがあり、○○をきっかけに怒っているだけで、ちゃんと手加減もしている。

だから今起きたことだけで親が裁いてはいけないのです。

細かく両者から話を聞いて、丁寧に「あなたのコレコレがいけない」「そしてあなたの○○もいけない」などと話したところで、子供はそんな解説は望んでいない。


兄弟喧嘩は素晴らしい✨
「ごめんね」を言わずに元通りになれる唯一の関係だ。

そして、ここまでやったら痛い、これをやったら泣く…を小さいうちに体感し、お友達との関係で、これらの加減が出来るようになるのだ。

だいたい叱られるのは「お兄ちゃん」と相場が決まっている。

お兄ちゃんにしてみれば、ずっとお母さんを1人で独占していたのに、突然現れお母さんを横取りする弟の存在は、それだけで煩わしいものだ。

弟や妹が生まれた時がポイントで、お兄ちゃん…あるいはお姉ちゃんを優先して
「まずはお姉ちゃんから」「お兄ちゃんが先よ」と、オッパイをあげる時すら「お兄ちゃんが先に飲むかい?」くらい聞いてあげると

「僕はお兄ちゃんだからいいや」と弟に譲ったりします。

早いうちにお兄ちゃんやお姉ちゃんを先ずは優先して、弟や妹は後回しにしながら上手に育てたお母さんは、兄弟喧嘩であまり苦労はしていない。


「あなたはお兄ちゃんなんだから」とか「お姉ちゃんなんだから」…と、我慢をさせたり、譲らせたりしていると、兄姉の不満と弟妹への嫉妬が蓄積されていくわけです。


素敵な絵本も紹介させて下さい。
もし機会があったら是非手に取られて開いてみてください。






喧嘩がエスカレートして手が出始めたら、試合終了。
ジャッジを付けずに「はい終わり❗️」と、デザートの時間にすればいいのです。

そして「お兄ちゃんがこんなことをした」「弟がこんなことをした」と言ってきたら
「そうかそうか悔しかったね」とただ聞いてやればいいのです。

アドバイスや仕返しや罰はいりません。


そうしているうち中学に上がる頃にはいつの間にか仲良くなって、お互い頼り頼られる関係になると断言する。

沢山ぶつかり稽古をした兄弟は、お互いを健闘しあい、スポーツマンシップに則り、社会に出たその後は、素晴らしい人間関係を築くことが出来るのだ。

東京オリンピックを記念して

















場面緘黙とチック

2021-07-25 20:51:00 | 日記
場面緘黙は、家では話せるのに学校や外出先で言葉が出なくなってしまうもので

チックは、目のパチパチや咳、発声や肩を回す仕草、頭を振るなど様々だ。
そしてチックはゲームやテレビなど、何かに集中している時には出ない。


場面緘黙は、頭のいい子がなるらしい

そしてチックは繊細で、神経質な子がなる。

いずれも感受性が強く、相手が自分に何を望んでいるのかを強すぎるほど感じてしまう子供たちだ。


口にしなくとも「こうして欲しい」と思われている事を与える以上に感じて、それに応えよう応えようと頑張り過ぎている時にみられる。

場面緘黙もチックもそれ自体を治そうとしても治りません。或いはそれを無理に止めさせたら、違うチックや、抜毛や爪噛み、手洗いなどに変わるだけで、場面緘黙はもっと酷くなる。


このような子達に必要なのは「好きにしろ」ということ。そして「嫌だ」と言える環境です。

期待をせず、だらしなく過ごせる場所を与えること。
何も言わず(心から)ありのままの成長を喜ぶことで子供が楽になり、知らぬうちにチックも場面緘黙も治っている。


しかしこれらのサインを見せてくれるだけでもありがたいではないか!
これらのサインもださず、思春期にそのストレスが爆発するよりも、早めに気づくことが出来るし、その対応も出来る。

子供は伸び伸びと、自然に、好奇心のまま、生き生きと「毎日が楽しい」と思えるように生きていれば、後は社会が育ててくれる。






ADHD

2021-07-24 17:59:00 | 日記
久米宏も黒柳徹子も明石家さんまも…

みんなみんなADHDだと思っているし、ホリエモンなんかもそうだと思っている。(個人的意見)


ADHDが世の中に居なければ、新しいことへの挑戦や開発なんかは無くなるだろう。

勇気だけでは出来ないことがある。

エネルギッシュな行動力と、人を惹きつける魅力、そしてヒラメキとアイデアはADHDならではのものだ。

その特性が強ければ強いほど成功する力も強いし、逆に反社会的になる力もまた強い。

それは「どのように育てたか」によって大きく二股に別れるのだ。


以前「発達障害が犯罪を犯すのではない」と書いたが、犯罪者となる確率のようなものを調べた研究では

①犯罪者が産んだ×犯罪者でない親が育てた
②犯罪者でない親が産んだ×犯罪者が育てた
③犯罪者が産んだ×犯罪者が育てた
④犯罪者でない親が産んだ×犯罪者でない親が育てた

という4つのグループに分けてその後の子供の成長を追った。

結果はどうか
③の子供だけが40%と最も犯罪率が高く、その他は3〜12%と大差がなかったのです。

つまり、その素質というものは、全く無視できるものでは無いということが分かる。


発達障害がある子供の親は、発達障害であることが多く、衝動的に怒りをコントロール出来ないこともあるようだ。

そして発達障害の子供達は大人をイライラさせ、怒らせるようなことばかり繰り返す。


つまり、親が自分の過去を振り返り、その特性や二次障害に気づき、同じ過ちを犯して負の連鎖を繰り返すのを止めなければいけない。

自分の弱さを認め、子供を開放してやらなければ、自分と同じような弱さを抱えて生きていくことになる。


自分を分析し、子供にどう接するかを「体」ではなく「頭」で行動して欲しい。

発達障害には「犯罪者」になりやすい気質のようなものがあるからだ。

しかしそれは「成功者」の気質でもある。


叱らず、伸び伸びと、自由に、迸る好奇心と行動力を見守って頂きたいと思う。








忘れ物は、叱られても治りません

2021-07-23 12:11:00 | 日記
忘れ物


靴下は片方しかないものがタンスに入っている…
引き出しをひっくり返して神経衰弱のように合わせれば揃うかもしれない。

帽子や傘は安いものを買わなければ、置き忘れるのでキリがない。

リップクリームは、大掃除の時になると何本も出てくる。

子供の頃の手袋は、すぐそれぞれに旅立つ。

消しゴムは途中で無惨な姿となり、天寿をまっとうすることなく何処かに旅立つ。


いくらでもあげ続けることが出来る。


ADHDと言われる「注意欠如多動症」によく見られる「物の旅立ち」である。


子供の頃に目立った「多動」は、随分落ち着きをみせるが、この「不注意」に関しては、しっかりと残るサザエさんが多い。

しかし落ち着いている多動も、他の人に比べると、そのエンジンは、軽自動車とトラックくらい違うだろう。

町内会の役員を毎年引き受け、自治会長も兼任して、県議会議員顔負けの看板を誇る爺さんを
私は知っている。

みんなに好かれているその爺さんが来ると
場が明るくなり、盛り上がる。
子供達にも目を配り、毎朝黄色い旗を持って横断歩道に立つ。

しかし家では「鍵を忘れた」「靴下がない」「やりっ放しの片付け知らん」かもしれない


このアンバランスがいいんです!


不注意も多動も…叱られて治るものでは決してありません。

工夫をすれば少しは「マシ」になります。
「工夫」が必要なのです。

自然に身につくことはありません。
まして叱られたり、矯正を繰り返されると
ただ性格が悪くなるだけです。

ある程度まで工夫で乗り越え、後は助けてもらう!

人に助けてもらえるような子に育てれば、頼り頼られる豊かな人間関係に包まれ、あの黄色い旗の爺さんのような幸せな人生を送ることが出来るのだ。
















ネット依存

2021-07-22 13:34:00 | 日記
ネット依存

トイレにも風呂にも携帯電話を持ち込み、起きている時間はネット漬けになっている

と、不安になっている親がいる。

そんな親に一言言わせていただく


「時代ですよ」


印刷技術が出来れば書物に浸かり
ラジオが出来れば耳を傾け
テレビが悪いと世間で騒ぐ

その時代時代で「近頃の若い者は」と言われるのは、ずっと繰り返されているのだ。

周りの大人を見てご覧なさい
バス停で…電車で…レストランで…皆、携帯電話を見つめているではないか

これほど面白くて便利なアイテムに子供だってはまらないわけがない。

「SNSが悪い」と騒ぐ人がいるけれど、SNSが悪いのではない。
使っている人が悪ければ、それは悪となる。

そりゃ電話だってそうでしょう


ネットをしていると、本当に「色んな人がいるなぁ」と実感する。

悪口や文句ばかりを投稿する人
人に被害を加えるような投稿をする人
悪戯を面白がって投稿する人

…ほら

ネットが悪いのではありません。
使う「人」が悪いのです。

だったら、その「人」をきちんと育てれば、ネットはとても便利で人の役に立つ文明の利器になるのです。


親の力で、子供のネット時間の制限に厳しく取り締まりを受けた某有名大学の学生は、親元を離れ、一人暮らしをした瞬間に、まるで刑務所から出所したような開放感で、ネットゲームにハマるのだ。

するとどうなるか

昼夜が逆転して、単位が取れず、退学する学生が後を絶たないらしい。


自己管理が出来るようにすればいいだけの事。


「危ない」と足元の石を拾って歩くのではなく、どのように避けて歩けば良いのかを教えてあげればいいのです。

ネットの中に潜む悪を嗅ぎ分ける力をつけ、そろそろ寝ないと明日に障る…と布団に入ることが出来るようにすればいいだけの事です。


自閉スペクトラム症の人達は「切り替えが苦手」という特徴があります。

夢中になるものに取り掛かると「時間を忘れて何時間でも没頭」してしまうのです。

そして、この「切り替えの苦手」は、「寝る」「起きる」の切り替えも苦手です。

なので、やたらと「朝起きれない」子が多くいます。

目で見てわかるように、「タイムタイマー」
などを利用して、「後どのくらい」をわかりやすくするのも1つの手段です。

また、切り替えの手伝いとなるストラテラなどの薬を医者に相談されてもいいでしょう。

一日のスケジュールを書き出し、「何時から何時までは○○」「○時になったら風呂に入る」…など、円グラフなどにして、色もつけると頭の中が整理され、切り替えの手伝いになることもあります。

ただ「もうやめなさい」「何時だと思ってるの?!」「早く寝なさい」だけでは、習慣は身につきません。

あらゆる視覚的な工夫でスケジュールを整えてあげることで生活がしやすくなるわけです。



話を依存に戻します。

私は、他のことが出来ているのなら、ネットに依存していてもいいと思っています。

自身で、ネット内の玉石混交を見抜き、身を守る力をつけて使いこなすと、これ程便利なものはありません。


私が危惧しているのは

お母さんのネット依存です。

園バスを待つ子供と母親を見ることがよくあります。
その中で、子供が母親に視線を向けているのに、母親は携帯電話を見つめ、子供と目が合っていないのです。

ソーシャル・レファレンシング

生後6ヶ月から18ヶ月の間に、親や周囲の大人達から見守られていること(きちんと目を合わせること)が、その後の非行を防ぐということを、ロバート・エムディという児童精神科医が発見しました。
これを、ソーシャル・レファレンシングと言います。

子供が何かイタズラをしようとする時、必ず「チラッ」と母親を見ますね…
この時に「パチッ」と、目が合ったかという事です。

いかがですか?

ネット依存してはいけないのは子供ではなく、母親です。
子供が小さいうちは、携帯電話の電源を切るくらいがいいだろうと思う。

そしてもし、子供が学童期を過ぎているなら、母親が手本となって本を読んだり、お菓子を焼いたり、絵本の読み聞かせをすればいい。

ただ「いい加減にしなさい」と言うだけで、自分は携帯電話を見ていては、それが手本となり、子供はそれをコピーする。