偲ぶ

今日は
以前の職場の上司の告別式にいってきました

朝から雨が降っていましたが　出棺のときはきれいな青空が広がっていました


叱ってくれてそして優しくしていただきました


職場の仲間でスキー旅行にでかけ　職場にかえりついたときに
留守番をしていたその方は「そろそろ　みんなが帰ってくるころだと思って・・・」と　珈琲をいれてまっていてくれました

子供が熱を出したとき
母が具合が悪かったとき

いつも気にかけていてくれました


数年前　最愛の奥様に先立たれ　寂しい毎日を送っているときいておりましたが
今日の告別式に　　その上司を父と慕っていたかたや　看病をしてこられたご兄弟たちがいて　
その方たちの様子をみていると
奥様がなくなったあとも　彼を　大切に思われている方がそばにいて
たくさんの人が彼を慕い、そして　彼自身もその人たちの優しさに包まれていたであろうことが　察せられました

優しい人のそばには　ちゃんと優しい人がいるのですね

今年の２月に　緩和ケアの病院にうつられたとき　一度お見舞いにいきました
以前とかわらぬ笑顔をみせてくれました

お見舞いの手紙をおくろうとおもっておりました
サクラが咲いたときには　サクラの便りを
菜の花が咲いたときには　　菜の花の便りを・・・・

でも　送れませんでした


今日　さくらの写真を　棺にいれさせていただきました

来年は奥様とご一緒に　サクラを見に来てください、手紙送れなくてごめんなさい


最後の
お別れをする時に
喪主の方がおっしゃいました

「愛妻のもとへしっかりと送ってやろうと思っています」


青い青い空が　きれいでした


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌