俳句ポスト兼題~鷹~の発表がありました
俳句ポストは 投句された句を 天・地・人・並の4つの評価を頂けます。天は一句、地が10句、そのあと人と並・・数えたことはありませんが、まずは並に選ばれ、次に人に選んでいただくことを目標としています。
今回の「鷹」では 俳句ポストでは3回目の人選をいただきました。「鷹」という兼題はむずかしくて 悩みましたが、今回は六句投句することができました。で、今回選んでいただけたのは・・・・
鷹見しや紅花餅(はなもち)運ぶ帆掛け船
昔、京都へと紅花餅を運んでいたという北前船。帆を張って 進んでいくその船を 空の上から鷹は見ていたんだろうなあ。
最初、鷹の様子を思い浮かべながら句をかんがえていたのですがなかなか思い浮かんでこなかったところで ふと「上杉鷹山」を思いつきました。「鷹山」に「鷹」の一文字が入っているでしょ?上杉鷹山公といえば米沢藩、米沢といえば 紅花が特産物。 紅花染めのもとになる紅花餅(はなもち)を京都への送っていたという史実を思い浮かべての一句となりました。それに着物好きにしてみれば 紅花染の米沢紬は 超あこがれの一品です。
下五の「帆掛け船」を「北前船」にしたほうがいいか迷ったけど、紅花餅という言葉もすでに入っているし、何より字余りになっちゃうし・・・最後まで迷った結果 帆掛け船 と北前船で終わる句を両方投句しちゃいました。結果選んでいただけたのが 「帆掛け船」の句。きちんと5音でまとめて正解でした。
紅花染の紅色と帆掛け船の上を飛ぶ鷹
日本画のような美しい画面を想像しました。
美しい!!
鷹→鷹山→紅花餅
さすがあ!!
しかし作者の句意と私の鑑賞が、これほど一致することは珍しい。
それだけ今回の句は写生がしっかりできていたのでしょう。句意を
見誤ることもなく、類想でもない素晴らしい俳句だと思います。
初見から、なんてきれいな句なんだろうと思いました。鷹が帆掛け船を見下ろしている情景が浮かびますね!
地域性や特産品など、そこにしかないものを素材にすると、独特の雰囲気や景色が浮かびますね。
毎回ですが、ソフィーさんの句はとても好きです。
ありがとうございます
米沢紬 の紅花染めに憧れの気持ちを込めての一句かな(笑)
たいへん光栄な言葉を頂き うれしい限りです
また次も頑張ろうという意欲がわいてきます
これからもどうぞよろしくお願いします
きちんと写生した句を作ろうという目標を持っています。少し自信ももてました。
「好き」という最高の賛辞を頂きとてもうれしいです。鷹の何を詠んだらよいのかわからずに迷っていましたが 今回は鷹のいる景色、鷹の見た世界を見つけていったときに この句もできてきました。いろいろ迷って考えると この空っぽのような頭からもけっこう出てくるようにも思いますので、これからも頭の中のものから絞り出して楽しんで句を作ろうと思います。