9/27日、西多摩郡檜原村の三頭山(みとうさん・1531m=中央峰)へ行きました。
21日の台風15号通過後、奥多摩の山へ入るのは初めて。秋を迎えつつある森林(もり)では、続く台風の襲来で倒木や落枝があちらこちらで発生。木々の葉が痛めつけられており、紅葉への影響も心配です。
落差33mの三頭大滝。増水した姿は、ダイナミックでした。
ムシカリ峠へ向かう沢沿いには…
倒木や落枝、そして…
直径約1m、大きなイタヤカエデも真っ二つに折れていました。倒れる前は、樹勢よく見えたのですが…こうして見ると、中が空洞になっており納得。
いずれも、檜原都民の森管理事務所により処理されており、通行に支障はありません。
八王子市の高尾山(たかおさん・599m)では、倒木や土砂崩れにより現在も通行止めになっている歩道があります。一方、35000ha以上の広さがある奥多摩では、被害の実態がまだつかめていません。お出かけになる際は、地元の観光協会やビジターセンターにお問い合わせを。また、山に入って通行不能・危険個所を発見された方は、上記機関へ情報をお寄せください。
三頭山避難小屋から南西方向に望む富士山。
頂上付近は、うっすら雪化粧していました。標高の高いところには、もう冬の足音。
こちら三頭山の沢沿いでは…
カメバヒキオコシ(亀葉引起こし/シソ科)が満開。
一つ一つの花は小さいけれど、青紫色がまだ緑濃い森林に映えます。葉の形が、尻尾を出したカメに似ていることからの名。初冬に地上茎が凍りつき、見事な氷の造形「霜柱」※も見せてくれる、秋から冬の主役の一つです。
※「霜柱」の詳細は、2010/12/20の本ブログ「たま百景一景《冬編②》」参照
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