本日、あきる野市の深沢(ふかさわ)訓練場であった秋川消防署山岳救助隊の訓練に、仕事で招かれて行って来ました。冷たい雨の中、日ごろのトレーニングの成果を熱く競い合う救助隊員に「プロの姿」を見せつけられました。
訓練場の急斜面です。斜度45~50度くらいでしょうか。
設定は「沢の中で動けくなった負傷者をケーブルを張って10m以上引き上げ、その状態で数m水平移動させた後、再び安全地帯まで引き下げる」というものです。
同署署長や、救助に特化する東京消防庁ハイパーレスキュー隊、五日市警察署山岳救助隊員ら約80人が見守る中、5人1組のチームでスピードと技を披露しました。
斜面の上と下に隊員がつき、ケーブルで負傷者の担架を引き下げているところです。1/3システムの応用?
安全地帯まで下ろすと、待機していた救急隊員が駈け寄ります。この連携が大切です。
今回の訓練を見て感じたこと。いわゆるプロのチームレスキューの強みは、一人ひとりの技術もさることながら、やはり「鍛え抜かれたチーム・ワーク」ではないか…と。作戦全体を指揮する大隊長が見守る中、チーム・リーダーの中隊長を中心に見事なまでに統卒が取れている。隊員同士が絶えず声を掛け合いながら、迅速に正確に行動する一連の流れの中に、それが現れていました。
アマチュアとして山のセルフレスキュー訓練に参加する中から、山岳救助の厳しさを痛感している私ですが、プロの技術にふれて身が引き締まるとともに、「意思の疎通とチームワークが成否を決める」ことを改めて思い知らされました。
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今度は、自分自身が人のために役立てるよう
頑張って下さい。
なかなか、レスキューは理屈では判っていても実践が伴わないのが現実です。
それでも、知らないより知っているほうが。
繰り返しの実践あるのみ。
よい季節になりました。
ありがとうございます。
そうですね、レスキューは理屈よりも実践あるのみですね。
山岳の場合はさらに、豊かな登山経験が必要に思います。
ちょうど7年前のGW、「あの時」の私を岩場から一般道まで降ろしてくれたのは、アマチュアの方々でした。チームレスキューが到着するのを待っていたら、私は宙づり状態のまま一夜を明かすことになり、肉体的にも精神的にも参っていたかもしれません。
セルフレスキューの成否が、要救助者の「その後」を決める?ぜひ、身につけておきたいものですね。