11~13日、北アルプス/燕岳(つばくろだけ・2762.9m)-常念岳(じょうねんだけ・2857m)のガイドを行いました。
11日17:40ころ、燕山荘(えんざんそう・2700m)から望む燕岳。気温13℃。
テント場は15時過ぎには満杯に。目立つソロテント。
12日5:17、日の出。10℃。
朝一番で燕岳を往復。
コマクサの写真を撮るために、「立入禁止」の看板やロープを乗り越えて入り込んだ足跡多数。昨年まではこれほどひどくなかった気がするのですが…。
高山の強風砂礫地という厳しい環境の中、種子から開花まで数年~十数年かかるといわれるコマクサ。一見姿がない場所にも次の世代が育っていることを、山に登る人、写真を撮る人は意識しておきたいものです。
この日は「不安定」の予報に反して…
青空が広がりました。表銀座縦走路、大下りの頭(2660m)から槍ヶ岳(3180m=真ん中やや右)を望む。
常念山脈最高峰・大天井岳(おてんしょうだけ・2921.9m)山頂。20℃。
本日の宿泊地・常念小屋を目指し、快適な稜線を行く。
常念乗越で出逢ったハクサンオミナエシ(白山女郎花/オミナエシ科)。別名コキンレイカ。初めて。
13日5:40、常念岳山頂。11℃。
この日は未明から天候悪化。日本海から前線が南下し、常念小屋(2466m)周辺で10~15m/sの風に雨が混じる荒れ模様の天気に。夜明け前に小屋を出発し、朝一番で山頂を往復。昼過ぎには、ヒエ平(1323m)へ下山しました。
常念岳直下の出来事。
ライチョウ(雷鳥/ライチョウ科)のヒナが「ピヨピヨ…」と足元まで寄って来ました。(真ん中=ピンボケですが…苦笑)
日本のライチョウが人間を恐れないのは、山岳信仰の歴史をもつ日本人が「神の鳥」として大切にしてきた故だそうですが…近くには母親一羽とヒナ数羽の姿。登山道と登山者に隔てられてヒナの姿が見えなくなると、急いで登山道を横切り我が子の元へ駆け寄る親鳥の姿に、心癒されました。
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