あきらめないで。日本中が応援しています

東北地方太平洋沖地震から9日経った今日、宮城県石巻市で、80歳の女性と16歳の少年が警察・消防のレスキュー隊により救出された、というニュースを見た。

自宅が倒壊し、足を挟まれて動けなくなった女性に、孫である少年が冷蔵庫の中の食糧を与えながら救助を待ったとのこと。少年は発見された時、体温が28℃まで下がり重度の低体温状態。あと少し救出が遅れていたら…。

お孫さんのおばあちゃんを思いやる献身的な行動と、二人の奇跡的な救出に、心打たれた。

地震の後、被災者の方々や、被災地を故郷に持つ方にかける言葉がずっと見つからずにいた。日々のTV映像やテロップから伝わる、想像を絶する被害を見たり読んだりするにつけ、「がんばれ」とはどうしても言えなかった。

しかしこの知らせを聞いて、今日やっと、その言葉が見つかった気がした。

「最後まであきらめないで。日本中があなた方のことを想い、応援しています」