23日(日)、登山イベントの仕事で大菩薩嶺(山梨県甲州市・丹波山村)の北西に延びる尾根を歩きました。
周辺は東京都の水道水源林としても保護され、ブナ、ミズナラ、カエデなどの落葉広葉樹林がいい感じに色づいていました。稜線上ではコメツガ、サワラなど常緑針葉樹との対比も見事。
・天候/曇りのち晴れ
・行程/柳沢峠9:30-六本木峠10:15/10:20-寺尾峠11:25-丸川峠11:55/12:35-牛首谷出合13:25/13:40-泉水谷林道-三条大橋15:30
出発地の柳沢峠(1472m)。気温17℃。
粋な名前の“六本木”峠へ向かう。足元は…
オオモミジ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ…錦の絨毯です。
ただ気をつけましょう!
「とてもきれい」と参加者から手渡されたこの葉っぱ、調べてみるとツタウルシ(蔦漆/ウルシ科)でした。
数あるウルシの中でも、よくかぶれると評判の種類。本来は3出複葉(一本の葉柄に葉が3枚つく)が特徴ですが、この通り葉が一枚取れた状態で、しかも丸みを帯びていたため、最初は気が付きませんでした。私は何ともないのですが、触られた皆さん、大丈夫だったでしょうか?(汗)
六本木峠から丸川峠へ。尾根道は、針葉樹やコケの緑と紅葉の競演に癒されます。
丸川峠(1680m)着。気温15℃。5m/sほどの風が吹きぬけて肌寒い。一枚着こみました。
この場所で出逢った…
ヤマラッキョウ(山辣韮/ユリ科)。初めて。
強いニンニク臭をもつギョウジャニンニクとともにネギ属ですが、こちらはニラ臭は少ないとのこと(「山に咲く花/山と渓谷社」より)。秋枯れの草原に、シーズン最後?の紅紫色が際立っていました。
下山は、牛首谷沿いに。あまり人が入らないという多摩川源流の一つは、静寂かつ清冽。
泉水谷(せんすいだに)に合流すると、登山道から広い林道へ。この周辺も、水源林として保護された自然林が美しい。
オオモミジの紅葉とイタヤカエデの黄葉。
こちらはイロハモミジの大木。インストラクターの方の話によると、何やら人気の木なのだそうです。
紅葉すると、青空のキャンバスにモミジの葉が散りばめられ、ステンドグラスのように見えるらしい…何となくわかる気がしました。
大菩薩周辺の紅葉前線、奥多摩にも下り始めています。
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