gooブログはじめました!散歩写真の達人 石ちゃんのフォトエッセイ ーーー30年の私写真散歩 少しずつお見せしましょう。

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カメ漫だらだら石ちゃん散歩 もうすぐ、3・11大震災9年目をむかえる

2020年03月09日 | 散歩 健康 団塊世代 趣味 デジカメ
間もなく、「東北地方太平洋沖大震災」より、9年目の哀しみをむかえる。

生きていて、こんな怖ろしい災害にあうなど想像もできなかった。

約1万9000人以上の人たちの貴重な命が奪われた。【総務省の発表のデータより】

「黒い津波」の恐ろしさ、普通の水の2倍以上の細かい粒子が含まれる黒い津波は大きな破壊力をもって、家を破壊し、人がいったん飲み込むと肺に危険な悪さをするという事です・・・

ほんのちょっとの避難の遅れが命を奪うことになるのだとか。


ですから、三陸の海辺に面した町では、大きな地震が来たら、津波がやってくるからできるだけ早く高いところに避難しなさいという意味で、「てんでんこ」という言葉があるそうです。

「てんでんこ」…ほんの数十秒の遅れで命を奪われることがあるのですって。
てんでんこ、という意味は、ひとりひとり、バラバラにでもいいからとにかく早く逃げなさいという教えなのだと、海辺の町に住んでいたある老人から聞いたことがあるのです。

震災直後の、報道の映像にショックを受けましたねえ。
またこんな証言も、なぜか記憶にあるのです。

その方は、数メートルの波、大きな水の流れにあい、機転でしょうか、近くの電信柱か何かにのぼって、たぶん多くの人が流される光景も見たのでしょうね、それでも柱にかじりついて数時間やっと救助の方に助けられたんですって。
人間、こんな場面にあえば必死でどんなに苦しくとも電信柱にかじりついてでも・・・ものすごいですねえ。もし力尽きたなら生きてはいなかったと思われます。

この世の地獄のような光景があちこちで見られたことでしょうね。

横死、突然襲ってくる無念の死、そんな人たちの霊の安らかに眠りくださることを願って今年も
ぼくは、3・11の慰霊の場で、黙とうをしようと思います。

ほかにも、信じられないようなとても飛び越えられないような大きな地面の割れに、
家の子供の安否を確かめるために思い切ってジャンプして、見事飛び越えたという方のお話をその方の知人から伝聞でお聞きしたことがあります。命の危機という場面に、人は思いもしないパワーを出すことができるものなのでしょうか。もしジャンプに失敗したら・・・

そんな東北地方太平洋沖大震災から間もなく9年目をむかえる春に、いよいよ復興の動きがますます進みますよう願うだけです。



文・フォト 石郷岡まさを