いたるところを走る小運河はさしずめ裏路地。住民はこんな場所から自家用ボートで出かける。ステンドグラスと男性の周りにあった色合いのシャツとパンツ。
ヴェネツィアの街をぶらりと歩いてみる。観光名所案内など頭から取り払い、色彩に溢れた街をひたすら歩く。つれあいのミッソーニのショールがよく映える街角だ。
ムラノのガラス製品。ヴェネツィアン・グラス、あムラーノ島のガラス、ヴェネツィアで作られるガラス工芸品の地域ブランド。こうやって眺めるとこの透明感は陽光の国の産物だと納得がいく。
ヴェネツィアではサンダルもこうなる。やはり目の虹彩と太陽によるものだと思えてくる。
泊まったホテルの一室にあったヴェネツィアングラス。部屋が暗くてちょっとピンボケだが素敵なグラスだ。この容器に入れると食べものが美味しそうに見えてくる。古びたものが美しく見えるそ装飾品は本物だと思う。価値の尺度だ。
泊まったプチホテルの中庭。べネチアのあじさいは土壌が日本と異なるので風情も異なる。
泊まったプチホテルの中庭にあるモザイクをはめ込んだ椅子はモロッコ風だ。
泊まったプチホテルのオーナー夫人。この女性が美しい庭を育てている。
観光客に手で撫ぜられ続けたライオンの鼻や肩が摩滅してつるつるになっている。
暑い6月にヴェネツイアンビールを飲むのは最高だ。
大道芸人が今から何を? おそらくパントマイムだろう。
イタリアのヴェネツィアを舞台にキャサリン・ヘプバーンが主演した映画、旅情、60年前の古い映画を思い出す。
柱に巻いたネクタイ、ディスプレイがしゃれている。(旅先でみるとなんでもよく見える効果もあるが)
紫、この淡さがたまらない。
ブルーでまとめたショウウィンドウ。
ヴェネツイアのベビーマネキンはこうなる。
淡いサンゴ色でまとめた装飾類。色の認識部分を刺激するなにかがある。
ピンク。
メタリックな装飾に伝統を感じる。淡いグリーン。
スカーフ屋の親父と客の御婦人。
ブルーのレモン絞り。抜け感が素晴らしい。
淡いグリーンで統一されたショーウィンドウ。
淡いブルーの小さな籠に注目。
植物繊維で編んだ皿や家具と陶器のコンビネーションに注目。
卵型のろうそくと蝋燭たて。
スイートショップ。日本のノウゼン葛を思いうかべる色調の菓子パッケージ。
オリエンタルとヴェネツイアンの融合したバッグ。
ニットショップ。
北アフリカ風チュニック。
一枚買ってしまったシャツ店。しかし日本に持ち帰ってみると着るチャンスがなかなかない。街に合わないのだ。これは新しい発見だ。
花びらを埋め込んだろうそく。この美観もこの地方特有のものに思えてくる。
ヴェネツィアン・グラスは鉛を含まないソーダ石灰を使用し、コバルトやマンガンを混ぜることで色や硬度が変化する。赤が最も硬い。それにしてもこの網目模様の壺は一体どのようにして作成するのか。
ヴェネツィア・カーニバルが毎年2月末から3月初めまでの2週間行われる。カーニバル用のマスクや衣装屋を見るとこの地方の美がどんなものかが読めてくる。
さりげない鋳物の橋も1868年とあり、十分に年代もの。こぶりな運河のとろりとした水映える景色が面白い。
狭い路地のショッピング通り。御婦人の表情に注目。
ちょっと休憩。