まさおレポート

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フィクション的回想・システム開発日記 その3

2008-12-16 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電

198x年x月x日
当社社員は線表管理(スケジュール管理)と開発段階に応じてのテスト計画に徹することを再確認する。ソフト開発はすべて協力会社にお願いする。部下に大規模システム開発の経験者がいない事が不安材料だ。必要な要員数を要求したが却下される。

198x年x月x日
年末を迎え、組合から厳重注意を受ける。チームの平均残業時間が会社のワースト10に入るらしい。そうは言ってもサービス開始が至上命令とあればお叱りは甘受するしかない。しかし、徹夜に近い仕事の後に呼び出されての注意は心身ともになかなか応える。労務厚生担当の部屋に呼出されて長々と注意を受けているときにふと横の書棚をみると映画ビデオがずらりとそろっている事を発見。一体誰が借りているのだろうか。近所のビデオ屋で金を払って借りる方がよっぽど合理的だと思うのだが、などと思いながら労務厚生課長の話を聞く。

198x年x月x日
昼飯は近くの寿司屋に行く。ランチのにぎり定食を頼む。この寿司屋のおやじは少し変だ。こんなに旨い寿司を700円で喰えるのを有り難く思えとでも考えているのか。態度が横柄。その上、社内の夜食業者として出入りできるように厚生担当に頼んでみてくれと言う。

198x年x月x日
協力会社の責任者Aさんに仕様変更を申し入れる。見直し時期まで仕様凍結してあるので受け付けられないという。杓子定規にいうとその通りだが、みすみす誤っている事が明確な仕様を期日まで延々と作り続けるのもおかしい。激しい口論になる。お互いの立場のぶつかり合い。

198x年x月x日
協力会社の営業責任者Bさんが来社。仕掛かり中のソフトに関しての証明書が欲しいという。決算期の売掛金計上の為に必要だという。承諾する。Bさんが一席設けてくれる。課長代理と共にカニをご馳走になる。カナダでとれる蟹のソフトシェルクラブだという。

回想のNTTデータ





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