マイクロソフトの「Bing」 にAIチャット機能が搭載されたので使ってみた。これまではキーワードを並べて検索していたがなかなか深掘りした記事がヒットしないきらいがあった。
例えば古い記事は既に読んでいるので2003年以降で日本以外で発表されたある人(事)に関する研究論文を何か探したいとする。キーワード検索では2003年以降を2003、2004、2005と2023まで延々と入力が必要になる。国の名前も米国、ドイツ、イギリス、オランダ等いくつも入力することになる。しかしbingでは2003年以降で日本以外でと言う言葉を理解してくれる。これは深掘り検索に相当に強力になる。
「GPT-4」や類似する言語モデルの一般的な知識と問題解決能力と、マイクロソフトの検索エンジン「Bing」とを組み合わせた「Prometheus」と呼ばれる検索ツールのプロトタイプが10月に。
マイクロソフトの幹部は「Bing」の新しいチャット機能の展開を成功と捉えている。これによって「Bing」は何十万人もの新規ユーザーを獲得し、130億ドル( 約1兆7,365億円)とも言われるOpenAIへの投資が報われた。
「Bing」のチャット機能の公開以降にマイクロソフトの株価は12%も上昇した。
マイクロソフトがOpenAIの技術を採用し、「Bing」の検索結果でチャットボックスを目立たせることは、同社の検索広告収益を損なうことにつながる危険性はあった。「わたしたちはリスクをとり、革新的な方法を選んだのです」
「Prometheus」が比較的単純と判断した内容については、マイクロソフト独自の言語モデル「Turing」を使用して回答を生成している。
バイドゥ(百度)独自の検索チャットボットの開発であとを追っている。
「Bing」のチャット機能のユーザーの約60%は情報を検索するため、20%は詩を書いたりアートをつくったりするような創造的なことで助けを得るため、残りの20%は特に目的なく使用している「DALL-E」の改良版を使用しており、すでに2億枚の画像の生成に使用された。