なにげなくテーブルの上にあるチューブを眺めると「尿素 目もとクリーム」と書いてある。英語表記はurea moisture eya creamでつれあいは特にネーミングに違和感も無く使っている。男性と女性では言葉の感覚が違うのか、あるいは単なる昔からの習慣で気にもしていないのか。(男性が糞尿を嫌うという意味ではない、糞尿譚 スカトロジーとして独立のジャンルがあるくらいだから)
糞尿は農耕が始まって以来重要な肥料であり、糞麿や日吉丸など魔を払う力を持つとされてきたが現代では少なくとも名前には使わない。尿の字のついた姓名は恐らく無いのではないか。そもそも戸籍に受け付けられないと推測する。
それでも堂々と化粧品に使われているのは残っているのは「尿素は、人間の手によって初めて無機化合物のみから合成された有機化合物として、有機化学の歴史上非常に重要な化合物である。Wiki 」からだろう。
さてそんなことを考えていると庭のフェンスにある真っ白な模様に目がいった。こすっても取れないので諦めてそのままにしてある。白以上の白で美しいと思える。これは鳥の糞だと思っていたのだが実は尿だと気がついた。「爬虫類や鳥類の糞に含まれる白い部分は、非水溶性の固体の尿である尿酸である。Wiki」固体の尿があるのか、初めて知った。