まさおレポート

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「NTT法廃止と日本の未来」骨子を紹介

2024-04-16 | 通信事業 NTT法廃止と課題

 

 

私の著作「NTT法廃止と日本の未来」の骨子を紹介させていただきます。今後の総務省パブリックオピニオン募集に使う予定です。アマゾンで発売中です。上図をクリックしていただけるとAmazonに飛びます。

NTT法廃止議論の要点。

  1. 背景と目的: NTT法は1985年にNTTの民営化と市場独占の防止を目的として制定された。

  2. 市場環境の変化: デジタル通信の進展と市場の自由化により、NTT法の多くの規定が時代遅れとされ、見直しの必要性が高まっている。

  3. 技術の進化: 固定電話からデジタルデータ通信への移行が進み、新技術とサービスの提供機会が増加。

  4. 市場競争の問題: NTT法が市場競争を阻害し、消費者の選択肢を制限しているとの批判がある。

  5. インフラアクセスの公平性: NTTが持つ地域インフラ(光ファイバーネットワークなど)への公平なアクセス確保が議論の焦点。

  6. 自動運転とスマートシティ支援: NTT法の見直しがこれらの先端技術支援にも影響を及ぼし、その発展を促進する可能性がある。

  7. ユニバーサルサービスと外資規制: ユニバーサルサービスの再定義と外資規制の見直しが求められている。

  8. 株式と規制の問題: NTTの株式保有や外資規制などの規制も市場の実態に合わせて見直されるべき。

  9. 通信サービスの改善: 規制の緩和により通信サービスの質の向上、価格の低下、革新的なサービス導入が期待される。

  10. 全体的な影響と政策: NTT法の廃止議論は、通信業界だけでなく経済全体に影響を及ぼすため、政府、産業界、国民が協力して取り組むべき重要な課題とされている。

これら10項目は、NTT法廃止の議論を理解するための中核的なポイントを反映しています。

共同溝提案に焦点を当てた整理。

  1. 共同溝の概念: 共同溝とは、複数の通信事業者が通信インフラ(光ファイバーケーブルなど)を共有するための物理的な溝(ダクト)です。

  2. 法的整備の必要性: NTTと国の共有資産を共同溝として利用するためには、電気通信事業法や道路法の改正、または新たな法律の制定が必要です。

  3. 資産の範囲定義: 共同溝として扱う資産の範囲を明確にし、とう道、マンホール、ダクトに加え、光ファイバーケーブルや接続ポイントなどを含める必要があります。

  4. 共同管理機関の設立: NTTと国が共同で管理するための専門機関を設立し、共同溝の運営、メンテナンス、アップグレードを担当する。

  5. アクセスと利用権の公平性: 共同溝の利用権を公平に配分し、他の通信事業者へのアクセス権を保証するための規制を設ける。

  6. 利用料金の設定: 共同溝の使用に関する料金体系を策定し、光ファイバーなどの賃貸料金と区別して管理する。

  7. 公平性と透明性の確保: 共同溝の利用に関連する公平性と透明性を保証する規則を設ける。

  8. 維持管理の責任分担: 共同溝の維持管理に関する責任分担を明確にし、リスク管理の方針を策定する。

  9. ステークホルダー間の協議: 共同溝の運営方針や利用規則を策定する過程で、関係者の意見を募集し、幅広い意見を反映させる。

  10. 長期的なインフラ戦略: 共同溝を通じて、自動運転やスマートシティといった新たな技術の発展を支え、国内外の競争力を強化する。

 

共同溝と無形資産に焦点を当てて整理。

  1. 共同溝の定義: 共同溝は、通信インフラ(特に光ファイバーケーブル)を共有するための物理的な施設であり、複数の通信事業者が共同で使用します。

  2. 無形資産の概念: NTTの土管(とう道)と国の道路占用権の組み合わせから生まれる内部スペースの価値は無形資産として評価され、これが共有資産の一部となります。

  3. 法的整備の重要性: 共同溝と無形資産を効果的に管理・運用するためには、電気通信事業法、道路法の改正や新法の制定が必要です。

  4. 共同管理機関の設立: NTTと国が共同で運営する専門の管理機関を設立し、共同溝の管理と無形資産の運用を行います。

  5. 利用権の配分と規制: 共同溝および無形資産の利用権をどのように配分し、どのように管理するかの明確なガイドラインを設定します。

  6. 料金体系の策定: 共同溝および無形資産の使用に関連する料金体系を明確に策定し、その徴収方法を定めます。

  7. 公平性と透明性の確保: 共同溝および無形資産の利用に関する公平性と透明性を確保するための規則を設定します。

  8. 維持管理の責任分担: 共同溝および無形資産の維持管理に関する責任を明確に分担し、適切なリスク管理方針を策定します。

  9. ステークホルダーとの協議: 共同溝と無形資産の運用方針や利用規則を策定する過程で、関係者の意見を広く募集し、これを政策に反映させます。

  10. インフラ戦略としての共同溝: 共同溝および無形資産を活用することで、スマートシティや自動運転の技術推進に必要な通信インフラの整備を支え、将来的な競争力を強化します。

 

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