滞在ビラの目の前に見える椰子の木には夕方になると無数の鳥、しかも同一種の群れが一夜の宿りのために飛来する。この写真はまだ密集度が足りない。次から次へと百羽程度が波状的に押し寄せて数千羽はいるのではないかと思える。それが何かの物音に驚いて飛び立っては又すぐに帰ってくる。落ち着きどころを探しているのだろう。やがて飛び立つ鳥もいなくなり、集団で眠りにつく。これがこの種の最も安全な夜の過ごし方らしい。
手を打ち鳴らしてみると一斉に飛び立つがすぐに帰ってくる。集団と同じ行動をすることが生き延びる最善の手段となっている。