バリに来て以来自分であきれるほどローカル食をおいしく食べ続けたが今朝になって急にサンバル風の食事が鼻につきだした。鼻につきだすというのは抽象的で、具体的にはゲップなどでサンバルの味と匂いが逆流してくる。胃腸がいい加減にしてくれと主張しているので朝は持参した川根茶を2杯のみ昼はソーメンを食し夕は漁師で天ぷら盛り合わせときつねうどんを食べる。
バリ人は決してサンバルが鼻につきだすということはない(はずだ)それは胃腸系が完全に適合しているからだ。お昼にソーメンを食べながらバリ在住9年ですっかり土地に溶け込んでいる旧知の男性がつぶやいた。「そろそろバリも飽きてきたなあ、日本に帰ろうと思う。友人も帰る準備を始めている」
食べ物なら1週間、異国なら8、9年が曲がり角のようだ。サンバル味に飽きてきつねうどんをたべるように違った国に移るなどするとまた展望が開ける。