まさおレポート

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オークション制度の提言でNTTドコモの姿勢の変化を感じる

2021-11-17 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電

NTTドコモの井伊基之社長が16日オークション制度について検討すべきだと述べたことに大きな感銘と体質変化を感じる。ソフトバンク、KDDIもうかうかしていられない。

わたしは1990年頃からNTTとの接続交渉を通じてこのような進んだ考え方を他に先んじて提言された経験がない。常に他社からの提案を受けてしぶしぶ認めるといった体質を体験してきた。

しかしこのNTTドコモの井伊基之社長の提言は正直いってNTTの驚くべき体質変化を予兆させる。

わたしは当時からNTTが率先して交渉案件を先取りしたら脅威だなとつねづね思っていたが、まさにその時代がやってきた感がある。こうなったときのNTTはあらゆる点で底力を発揮し強烈な競争力を発揮するだろう。大歓迎だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA163SM0W1A111C2000000/?fbclid=IwAR3SWLny4GN-BsZcaIvb6GOEdCWoUOiiOINFOnoJty7MuPZCA5A3qDuEH04


NTTドコモの井伊基之社長は16日、電波の割り当てを価格で競い合うオークション制度について「今後の基本的な方式として検討すべきだ」と述べた。総務省の有識者会議のヒアリングで表明した。落札額の高騰などを懸念してきた携帯大手が制度の導入に前向きな考えを示したのは初めて。

携帯の電波は高速通信規格「5G」の普及で逼迫が見込まれる。総務省は電波資源を有効活用できる方式を探っており、2022年7月をめどに対応方針をまとめる。

競争入札で最も高い金額を提示した事業者に電波を割り当てるオークション方式は米国などが採用している。井伊氏は1社あたりの獲得周波数に上限を設けるなど制度設計の工夫で、価格の不当な高騰を防げるとの見方を示した。


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