まさおレポート

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江田島の風景 明治時代のレンガ建築や石と緑青が大層美しい講堂

2007-07-30 | 紀行 日本

海軍兵学校で名が知られた江田島を案内していただいた。子供時代より何度も名を聞いていた地名だがやっと訪れることができた。呉から車で1時間ほど走ると海上自衛隊江田島術科学校に到着した。校内は明治時代のレンガ建築や石と緑青が大層美しい講堂が目に入る。松が林立しているが何故か真っ直ぐに天に向かっている。

日本のレンガ建築では西の横綱と案内人さんは自慢していたが確かに自慢するだけのことはある。表面が滑らかで陶器の味わいさえある。英国からの輸入で一個の価格が労働者三日分の給金と同じと高価であったらしい。

資料館に入る。広瀬中佐の写真や勝海舟と一緒に写された竜馬がいる。絵か写真か不明だがおそらく絵だろう。愛読した「坂の上の雲」の主人公秋山真之が船上で東郷平八郎と一緒に描かれている。「坂の上の雲」では日露戦争でバルチック艦隊を破った作戦を立案する有名な参謀だが余りに頭脳を酷使して戦後すぐに亡くなったと小説では描かれている。口ひげを生やした少し細身の男がノートを持って東郷に随身している。

一通りの案内で1時間半を要した。帰り際に若者が3人案内人に連れられていった。「潜水艦を見せてやる」「鉄のクジラですか」「本物だよ」という会話が聞こえた。そうか海上自衛隊のスカウトかと後で合点がいった。


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