朝食はサヌールビーチのユッツに行く。宿から数分だ。アメリカンブレックファーストセットを食べる。税込で600円。
腰痛助っ人おじさんのマッサージを昨日に引き続き再び受ける。腰痛の具合が良くなっている。すごいぞおじさん。
今日はデンパサール王の火葬が盛大に行われる。バリには8王国があり権限はないが王室が存続している。
(クルンクン王国のほかに7つの小国(タバナン王国、バドゥン王国、ギアニャール王国、カランガスム王国、バンリ王国、ムンウィ王国)とウィキにあるが現在はどうかもう少し調べる必要がある)
ガベン記
出発前に到着した時には既に仮装行列に集まってきた人々でバイクが身動きの取れない状態に。
警察も警護に。
そろそろと先導の人々が動き出した。
女性に続いて男性達が続く。
その後に冠を被った女性達が続く。
お供物を頭で担ぐ女性が続く。
火葬ではなく祝祭の行進だ。
デンパサールの女子達が並ぶ。スマホをいじったりお話をしたり。
念入りに化粧したご婦人が続く。
若い女性が冠を被って行進する。笑顔が溢れているのは世界広しといえどもバリくらいではないか。
後ろに牛の棺が続く。遺体はこの中に納められて焼かれる。
その後に櫓が続く。
この高さは半端ではない。竹でできている櫓をタイヤで引っ張る。昔は担いだのだろう。日本の神輿と同じ流れを感じる。
ここはどこだろうと標識を確認するとウダヤナ通りとある。
櫓の上には大勢の男達が。
太い竹と木材で組まれた櫓。
下にタイヤが少し見える。
繊細に編まれた竹細工の何物か。
デンパサール王の奥さんか。
豪華な織物が惜しげもなく使われている。
櫓の高さが想像できるだろうか。
戦の高揚感にも似ている。
いわゆる未亡人のこの笑顔をみて欲しい。
市松模様のポレンで身を固め槍をもった古代の兵士が続く。
いよいよ11重ねの屋根を持つ塔が登場する。11重ね以上の塔はバリに存在しない。
この金襴緞子の豪華をみよ、これが全て火葬で焼かれるのだろうか。
携帯扇風機を持つご婦人。
電線に接触しそうだと見ていると本当に接触した。それ対策に長い棒の先に工夫のなされたものが用意されていて器用に接触を避けていた。
これが亡くなったデンパサール王チョコルダの遺影が。
12時前に到着して2時間ほど行列について歩きさすがに腹が減った。
サテの店が目に入った。火葬行事の参列者が小さな店に沢山入っているのでちょっと躊躇したが他に店がなさそうだ。
参列者の席に相席させて頂きスープとサテにご飯を食べる。黙って座ればこの品が出てくる。
これが実に美味いのだ。これ本当に鶏肉と聞きたくなるほど嚙みごたえと深い味がある。おそらくブロイラーではなく庭を走り回っている野趣に富む肉だ。
スープにも肉がたっぷりでサテが10本とボリュームがある。参列者たちは大盛りのご飯にこれらをペロリと平らげるがわたしは5本で堪能したので後の5本は持ち帰り夕食の足しに。600円。
夕食はシンドゥ・ナイトマーケットでスープとご飯それに昼に余ったサテとビールで済ませる。550円。