ホワイトハウスの発表によると国家安全保障にもたらすリスクを検討するらしい。真に必要なのは人類史的な立場での倫理的研究なのだが、まあその一歩かもしれない。
検討の成果が政府に都合の悪いことでもきちんと発表してほしい。
それにしても日本政府はどうしてこう言う極めて喫緊のテーマに後追いなんだろう。政治家にAIのわかる人材がいないのか。
かつて麻生さんが言った「ITに強い奴は選挙が弱い」を思い出す。
[30日 ロイター] - バイデン米大統領は30日、人工知能(AI)が消費者や労働者、少数派、国家安全保障にもたらすリスクの軽減に向けた大統領令に署名した。
米国の安全保障、経済、公衆衛生、安全にリスクをもたらすAIシステムの開発者は、一般公開前に国防生産法に沿って安全性テストの結果を米政府と共有することが義務付けられる。
また、安全性テストの基準を設定し、関連する化学、生物、放射線、核、サイバーセキュリティのリスクに対処するよう各機関に指示している。
バイデン氏は「AIの可能性を実現しながらリスクを回避するには技術の管理が必要だ」と述べた。
オープンAIやアルファベット(GOOGL.O)、メタ・プラットフォームズ(META.O)などは今夏、AI技術の安全性確保のためAIが生成したコンテンツに「透かし」を入れるなどの対策を自発的に実施することを約束したが、今回の大統領令はこれより踏み込んだ内容となった。