
日本でも一部で言われている意見「日本全体の死亡率は変わっていない」
厚生労働省が22日に発表した人口動態統計(速報)によると、20年に死亡したのは138万4544人で、前年より9373人(0.7%)減った。速報に死因別のデータはない。https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG228660S1A220C2000000/
データが示されていないのでなんとも言えないが、死亡者の年齢が平均寿命よりも上だということは事実かも知れない。だがそれ以外にしっかりした調査がないのでわだかまりをかかえたまま沈黙している。
ドイツ在住の川口氏が以下の記事をよせているが注目に値する。同様な調査を世界でやればいいのにと思う。特に米国など。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/80853?page=4
コロナ関連死亡者を解剖して分かった、コロナと死「本当の因果関係」
じつは健康な人はほとんど死んでいない
川口 マーン 惠美
コロナ関連の死亡者というのは、本当はどの程度「コロナ関連」なのか?
ハンブルクの大学病院付属の法医学研究所で、法医学者のグループが、去年ハンブルク市で死亡した「コロナ関連死亡者」735人を解剖検査した。その結果が2月18日に発表された。
この735人には、病院で亡くなった人だけでなく、老人ホームや自宅で亡くなった人、また、何かの理由で検死に回された人も含まれる(ハンブルクの人口は、約184万人)。なお、死亡者の55%が男性。
まず、735人のうちの約50人(7%)は、新型コロナウイルスに感染はしていたものの、死因はウイルスではなかった。
また、70人は、家族が解剖を拒否したり、あるいは、解剖のために必要な書類が不備だったりしたため、検査対象から外された。つまり、実際に解剖したのは約615体。
コロナ関連の死亡者の年齢層は29歳から100歳
4分の3は77歳以上だった。
平均年齢は83歳。
50歳未満の死亡者は1% その1%の人の全員が、心臓病か血栓症のどちらかを患っていた。
元気だったのにコロナのせいで亡くなった人は一人もいなかった。
死亡者の中には既往症が見つからない人もごく例外的にいたというが、それは、運悪く体に入ったウイルスの数が極端に多かったか、あるいは、何らかの原因で感染時に抵抗力が落ちていたかのどちらかのケースだろうと、医学者たちは推測している。
去年のハンブルク市の死亡者の総計は1万8500人だったそうなので、コロナ関連とされる死亡者の割合は全体の3.3%。
超過死亡数が見られたのは、4月と12月だった。8月も例年より死亡者が増えたが、しかし、これはコロナのせいではないという。猛暑のせいだろう。
ワクチンに関しては、死亡者の中にワクチン接種を済ませていた人もいたというが、ワクチンと死亡との因果関係はわからない。現在、接種を済ませた人というと80歳以上のはずなので、接種をした後、感染し、高齢も手伝って死亡してしまったということが考えられる。
なお、ワクチンは重症化を防ぐとされるが、感染する可能性はゼロにはならない。
この結果は去年の4月から分かっていた 去年の4月、同研究所は、数百体の解剖を終えた時点で、その結果を発表していた。
いずれにせよ、その時に発表された結果も、今回とほとんど変わらず、死亡者は50歳から99歳で、平均年齢が80歳。全員が、少なくとも1つの重い疾病を抱えていた等々。
しかし、この報告は、当時、厳しいロックダウンを敷いていた政府の方針とも、毎日、コロナ一色の報道で国民を震え上がらせていたメディアの意向とも合わなかった。
コロナは未知のウイルスであるが、キラーウイルスなどと言って国民の恐怖を煽るべきではないというのが、彼の意見だった。
ロックダウン再延長に国民は落胆
ドイツでは、11月から続いているロックダウンが、何度も延期され、まだ解除されない。
ドイツと同じぐらいの感染度の国で、これほど厳しいロックダウンをかけ続けている国は、ヨーロッパには、もうない。イタリアはドイツよりも新規感染者の比率は多いが、レストランはとっくの昔に開いている。
現在は、変異ウイルスの流行が大々的に警告され、州によっては、公園のベンチに座ることも、遊歩道の途中で立ち止まることも禁止という厳しさだ。
先週末は春を思わせる暖かさで、多くの人が戸外に繰り出したが、ベンチに座って休憩している老夫婦や、ひだまりに座って談笑している若者たちを、見回りの警官や警備員が先に進むように促している光景がニュースで流れた。規則を破ると罰金も取られる。
ロックダウンの影響はすでに大きく、小売業、観光業、飲食業の多くが倒産寸前と言われている。また、友人や家族と会うことを禁止されている国民や、学校に行けない子どもたちも、もうすでに精神的に限界だ。
ちなみに私の知っている1歳児は、託児所でコロナをもらってきたが、2、3日、風邪の症状が出ただけですぐに治った。他の子供たちも保育士たちも、全員、同様だったという。
ハンブルクの解剖の結果を見ても、私としては、健康な人や子供たちをこれ以上家に閉じ込める理由は希薄だと感じる。せめて4月初めのイースターのお祭りまでには、子供たちがロックダウンから解放されていることを望んでやまない。