アレクサンドル・グロタンディークは20世紀を代表する数学者だがその生活は大変興味深い。改めて世の中にはまだまだ知らない魅力的な生き方をする人がいるのだなと思う。彼の業績はフェルマーの定理の証明に使われているという。1966年にフィールズ賞受賞。57を素数の例として講演したことで知られる。
一日10時間の瞑想とそれをもとにした執筆という生活を続けた。晩年はピレネー山脈の田舎に住みたんぽぽのスープを飲んで暮らしたという。
2014年に86歳で死去。ドイツ出身のフランス人数学者。
1966年フィールズ賞を受賞。モスクワでの授与式への出席を拒否。旧ソ連の軍拡政策に反対のため。
勤めていた研究所が軍からの資金援助があると知ると、直ちにその研究所を辞職した。
グロタンディークの父サシャはアウシュヴィッツ強制収容所で殺害された。
1991年に家族と離れてフランスのピレネー山脈の村で暮らし2014年に死去したという。
仏教の修行僧を連想するとても興味深い人物であったようだ。
佐々木閑氏による仏教の経論律の律すなわち戒の説明で知った。